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[ケイスポ]慶應義塾大vs流通経済大 試合後の慶應義塾大コメント

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[慶應スポーツ ゲキサカ版]
[5.5 関東大学1部・前期リーグ 第6節 慶應義塾大1-1流経大 荻野]

 前節は終了間際に追いついたものの、昇格組の日体大に勝ち点3を得ることができなかった慶大。勝ち点3が求められるこの試合、後半に先制を許すも、後半ロスタイムの劇的同点ゴールで何とか同点に追いつき、1-1で試合を終えた。荒鷲イレブンが「最後まで諦めないで戦った」(須田芳正監督)結果、前節と同様に終了間際の同点弾で勝ち点1を獲得した。

以下、試合後の慶應義塾大コメント

●須田芳正監督
―今日の試合を振り返って。
「まあ、3日の日体大戦もそうだけど、最後まで諦めないで戦ったことは評価しますが、これを最初からやっていればとは思います。勝ち点3をとることはそう簡単なことじゃないし、失点してからあれだけ頑張っても最初から90分間やらないといけないと思っています。そんなに甘くはないので、まずはそこからやらないとといけないと思っています」

―今季は先制点を与えるケースが多いですが。
「まあ、全体的にディフェンスの面で、1対1だったり、体を張る場面だったり、球際だったりとかがあまりにも緩いです。また、それと同時にポジショニングを早くにやるとか、カバーリングを取るとかができている時もありますが、90分間できていない。勿論どの大学もレベルが高いので、そこの隙をつかれるので、まずは基本的なポジショニングだったり、球際だったりの部分を90分間続けていかないと失点をするし、先制点を取られる可能性も高くなりますね。そこの部分を修正していかないといけないと思います」

―ここまで6試合戦った上でのチームとしての手ごたえは?
「やっぱりここまで勝ち点を重ねられていないので、勿論ここ2試合よく引き分けたけれども、勝ち点3をとるためには90分間ベースの部分をしっかりとさせたい。質の高いパスワークやディフェンスを全員がサボらずにやるといったことがなかなか今季はできていない。次の明治も質の高いサッカーをしてくるので、我々も質の高いサッカーをしないといけない。一戦一戦徐々に成長しないといけないですが、気持ちの部分に修正の重点を置いてしまうと、技術面での修正ができないので、そこの部分に気を付けたいと思います」

―武藤選手について。
「90分戦う体力はありますが、天候次第ではぬかるんでいたりすると彼自身が怖く思っており、まあ、1年間試合に出ていないので、時間が解決してくれると思います。彼の状態もプレーのキレも60%くらいです」

松岡淳副将(4年=慶應湘南藤沢高)
―今日は藤田選手が出場停止でキャプテンでしたが。
「(藤田)息吹がいなかった神大戦はひどい内容だったので、今日は出ているメンバーで慶應らしいサッカーをしていきたいという話をしましたが、勝たなければいけない試合で勝ちきれなかったので、残念です」

―チームの状況はどうか?
「前期が半分終わって勝ち点5というのはチームとして危機感を持たないといけないし、現実を受け止めていかないといけないと思っています」

―次戦の明治戦に向けて。
「明治の順位的にも負けられないですし、インカレを目指している以上1勝して波に乗らないといけないと思っています」

磨見朋樹(2年=横浜FCユース)
―終盤のゴールを振り返って。
「これまでの試合も結構チャンスがあったのにも関わらず決められずにチームに迷惑かけてきて、今日の試合も1試合通じてなかなかいいプレーができなかったので、最後ああいう形で得点できたことは良かったですけど、反省の多い試合だったかなと思います」

―開幕から6試合を振り返って磨見選手の出来は?
「チームの状況と同じで波があるというか、良いときは良いんですけど、悪いときは結構悪いプレーをしてしまうので、好不調の波をできるだけ少なくして、コンスタントに良いプレーができるようにしていきたいと思います」

―まだチームは1勝しかしていませんが、勝つために必要だと思うことは?
「ベースとなる気持ちの部分だったり、そういうところが中々できていない試合もあるので、そういう部分を毎試合続けていければと思います」

峯達也(2年=桐光学園高)
―今日の試合を振り返って。
「前半を0-0で終えられたというのは良かったです。得点はできませんでしたけど失点を0で抑えることが出来たという意味で、非常にいい入り方が出来たと思います。後半開始早々に失点してしまってからは、自分としては2点目を取られないということと後ろからチームを勢いづけて、逆転出来るようにプレーしていました」

―個人としての手応えは?
「自分としてはやれる部分とやれない部分があるかなと感じています。今も言った通り、ディフェンスの連携という部分では良くなってきたと思うんですけど、最後のシュートを止める所がまだできていないので、そこを修正していきたいと思います」

―次戦からは上位チームとの戦いが続くが。
「強豪大学とかはあまり意識していません。関東1部だとほぼレベルは変わらなくて、ハードな試合が続くと思うので、相手がどこであろうと1戦1戦集中して、自分達のやれることをやっていきたいと思います」

武藤嘉紀(2年=FC東京U-18)
―今シーズン初先発でしたが監督からはどのような指示があったのか?
「久しぶりの先発だったので、自分もかなりモチベーションを作るのが難しかったんですけど、監督からは自由にやってこいと言われたので、自由にやらせてもらって、あとは得点だけかなと思います」

―前節に続いての土壇場で引き分けに持ち込む結果だが。
「失点がなければ良かったんですけど、失点してしまったので。そこでしっかりと同点にできるというのはチームとしてやりたいことなどができている。そういうのはチームとして団結力がついたのかなと思います」

―90分戦ってみてのチームとしての改善点は
「切り替えのところだったり、相手との対人で負けているところが多々あったので、そういうことを改善していかなければ。この先上位チームとやるので、しっかりと改善していかなければしけないと思います」

[写真]今季初スタメンとなったエース武藤

(取材・文 慶應スポーツ新聞会)

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