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[ケイスポ]慶應義塾大、第8節順天堂大戦プレビュー

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[慶應スポーツ ゲキサカ版]

 第86回関東大学サッカーリーグ1部は20日に第8節2日目を行い、慶應義塾大は味の素スタジアム西競技場にて順天堂大と対戦する。

 前節の明大戦は、チーム全体でつかんだ勝利だった。サイドバックが果敢に攻撃参加をしてくる明大対策として、武藤嘉紀(2年=F東京U-18)、近藤貫太(1年=愛媛FCユース)を高い位置に張らせた須田芳正監督だったが、この采配が見事に的中。前半、近藤のハットトリックでリードを奪うと、後半明大の反撃を守備陣が1点に抑え、3-2で勝利を収めた。

 2試合連続の劇的終盤間際の同点ゴールに加えて、前節の強豪明大への勝利。不調に喘いでいた慶大に復調の兆しが見られる。とりわけ、エース武藤の復帰した攻撃陣は攻撃の形ができつつある。これまで、近藤が前線で相手の厳しいマークを受けていたが、武藤の復帰でマークが分散。孤立しがちだった近藤にもスペースが生まれ、持ち味であるドリブルで相手を苦しめている。

 そんな中で迎える今節の相手は順大。これまで、7試合を戦い3勝4敗と波に乗ることができていない。前節4得点の内、3点をアシストした司令塔・天野純(横浜FMユース)を中心に展開される攻撃には要注意だ。
 
 序盤戦出遅れてしまった慶大だが、リーグ戦は例年にも増して混戦模様を呈しているだけに、十分挽回は可能。今節は、松岡淳副将(4年=慶應湘南藤沢高)が負傷のため欠場が濃厚。真の意味でのチーム力が問われることになる。第9節には宿敵早大との対戦も控えているだけに、勝って勢いに乗れるか。期待するものは、勝ち点3ただ一つだ。

(文 慶應スポーツ新聞会)

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