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アーセナルが女子チーム構成問題に声明…“多様性の欠如”とする指摘に改善意思を表明

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アーセナルレウィメンに批判が相次いだ

 アーセナルレウィメンが現在のチーム構成について声明を発表したようだ。英メディア『スカイスポーツ』や『デイリー・メール』などが伝えている。

 アーセナルは今月上旬、女子チームの公式X(旧ツイッター)で2023-24シーズンの集合写真を投稿した。すると、人種や出生の多様性を反映せずに白人選手に偏った構成だと批判するコメントが相次いだという。この意見を受けてクラブは以下の声明を発表し、批判された点を認めた上で改善に努めることを表明している。

「私たちは現在の女子トップチームのメンバーが、クラブとコミュニティ全体にある多様性を反映していないことを認識している。所属選手内に多様なバックグラウンドを持つ若い女性や少女たちを増加させることはアカデミーでの優先事項であり、加入しやすくなるように具体的な対策を行っている」

「男女のアカデミーを含むアーセナルの全チームを通じ、我々の歴史や成功、文化に貢献してきた多様な背景を持つ選手たちを誇りに思っている。多様性の推進、それぞれを認め合うことの推進、クラブに関わるすべての人々の帰属意識を高められるように続けていくことはアーセナルにとっての優先事項だ」

 英メディアによると、イングランドの女子サッカーでは様々なバックグラウンドを持つ選手がトップチーム、また代表チームに名を連ねることが少ないとして問題視されているという。その原因はチームとコンタクトできる機会が限定されていることにあるようで、元イングランド女子代表選手がクラブの補強プロセスを改善するように意見をしたことも。現在は改善傾向にあるが、各選手が能力に応じて適切なチームに加入できるようになることが求められている。
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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