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昨季ブライトン戦で“明らかに差別的、極めて侮辱的”なチャント…FAがリーズに約2770万円の罰金処分

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2-2の引き分けに終わった試合で違反行為

 イングランドサッカー協会(FA)は17日、リーズに対して15万ポンド(約2770万円)の罰金処分を科すことを発表した。昨シーズンのプレミアリーグ第27節・ブライトン戦で、サポーターに対して秩序ある行動をするように求めることが徹底できていなかったためとしている。

 FAの発表によると、同試合の終了後、リーズサポーターが同性愛嫌悪の侮辱的なチャントを歌っていたことを伝える匿名の通報があったという。調査の結果、前半20分ごろに2回侮辱的なチャントがあったことを確認。これはラジオ中継でもはっきりと聞こえるもので、多くのサポーターが繰り返し歌っていたことが明らかになった。

 リーズサポーターの違反行為について、FAは「明らかに差別的であり、極めて侮辱的」と判断。クラブが差別や侮辱行為の禁止に関する啓発活動を行っていることを評価した一方、リーズによって特定された違反者は2人にとどまっているようで、「適切な緊急対応計画が整備されていないことを反映している」と批判して処分の決定に影響したと説明している。

 リーズは同日にクラブ公式サイトを通じ、「FAによる15万ポンドの罰金処分を受け入れる」と声明を発表。「我々の努力が十分でなかったことは明らか。いかなる方法でも同性愛嫌悪や差別的なチャントは受け入れられないと伝わるように、ファンと協力してより多くの啓発活動を実施していく必要がある」と再発防止に向けた姿勢を示している。

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