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AFCが女子ACLの詳細日程を発表…浦和Lが臨む予定だったプレ大会決勝中止を巡る説明なし

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説明を求める浦和Lサポーターの横断幕

 アジアサッカー連盟(AFC)は今月、第1回となる2024-25AFC女子チャンピオンズリーグ(女子ACL)の詳細な日程などを発表した。プレ大会のAFC女子クラブチャンピオンシップ(AWCC)2023決勝の中止に関する説明がないまま、新大会の情報が発信される形となった。

 AFCは昨年8月に女子ACLの大会フォーマットを発表し、最初の4大会は各国1チームの出場枠で4チーム×3組のグループリーグを行うとしていた。そして同11月からAWCCをプレ大会として開催。日本からは22-23WEリーグ王者の三菱重工浦和レッズレディースが参加し、24年に行われる予定の決勝まで勝ち進んでいた。

 しかし今年3月22日、浦和LはAFCからAWCC決勝の開催を取りやめる決定を受けたことを報告した。WEリーグも同日に「本決定および通達方法については大変遺憾であり、JFAとともにWEリーグとして、AFCに対しては決勝開催中止についての経緯、なぜこのタイミングでの通達となったのかなどの説明を要望してまいります」と声明を発表していた。

 一方、AFCの公式サイトではいまだに中止を伝える声明が公開されておらず、大会ページのトップには浦和Lと対戦予定だった仁川現代製鉄レッドエンジェルズ(韓国)が決勝に進出した喜びを伝えるニュースが掲載されたまま。浦和LとWEリーグの発表1週間前にAFC女子サッカー委員会の開催報告は出ているがAWCC決勝を中止する旨の記載はなく、サポーターにとっては放置された状態となっている。

 そうしたなか、AFCは今月、24-25女子ACLは8月25日から31日にかけて予選を開催し、10月6日から12日までにグループリーグを行うことを発表した。各組の上位2チームと3位のうち成績上位2チームの計8チームが一発勝負の決勝トーナメントに進出し、準々決勝は成績上位チームのホームで25年3月22日と同23日に実施。セントラル開催の準決勝と決勝は同5月21日から24日にかけて行われる。

 ただ、今回の発表でもAWCC決勝の中止に触れた記載はなかった。この発表後最初のWEリーグ開催週となった14日の第14節・浦和L対ノジマステラ神奈川相模原戦では、浦和Lサポーターから「女子ACLの未来のために!」や英語で「AWCC決勝をなぜ中止したのかAFCに問う!」などと書かれた横断幕が大量に示されていた。

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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