イングランドサッカー協会(FA)は5月31日、MFフランク・ランパードの離脱を正式に発表した。ランパードは5月30日の練習中に太ももを負傷していた。

　33歳のランパードにとって今回の欧州選手権は、イングランド代表の一員として臨む、最後の大舞台になる可能性が高い。CL決勝を戦ったランパードは、29日に代表に合流し、1日に行われる予定のベルギーとの親善試合にも出場する予定だった。

　uefa.comによるとロイ・ホジソン監督は「チームにとって大きな痛手だ」とコメント。「私と代表チームにとって大きな打撃であることはもちろんだが、何よりも私はフランク自身の気持ちを案じている。彼はこのところ絶好調で、本大会を楽しみにしていたからね。予選でもイングランドのEURO出場に大きく貢献してくれた選手でもあり、大会直前になって負傷欠場を余儀なくされるのは非常に残酷な話だ」と無念のMFの胸中を思いやった。

　イングランド代表は代替選手としてMFジョーダン・ヘンダーソン(リバプール)の招集を発表した。