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オーストラリアのオジェック監督、「日本は新しい世代のチーム」

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 オーストラリアのホルガー・オジェック監督は現在の日本代表チームについて「新しい世代のチーム」と、その印象を語った。95~96年、07年~08年3月の2度に渡って浦和の監督を務め、日本サッカーについては熟知していると自認する指揮官。「20年近く日本サッカーにかかわってきたが、素晴らしく成長していると思う」と指摘したうえで、「このチームは新しい世代のチームなのではないかと思う。私が経験してきた古い世代とは違った、新しい考え方や姿勢を持っている。新しいやり方や考え方にオープンな姿勢を持ち、そこに飛び込んでいく勇気を持っている」と分析した。

 ただ、知識とサッカーは別物だ。「ザッケローニ監督のオーストラリアへの知識より、オジェック監督の日本への知識の方が多いのでは?」と聞かれると、「そのことが必ずしも試合の明暗を分けるわけではない。知識や理論を持っていることと、それをピッチの上で実践に移すことは別だ」と指摘。夫婦でゴルフコースに行ったときのことを例に挙げ、「妻の方がゴルフの知識は豊富だったが、それをうまく実践に移すことができなかった」とユーモアを交えて語っていた。

(取材・文 西山紘平)

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