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日本代表がブリスベンで初練習、練習後の選手コメント

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 12日のW杯アジア最終予選・オーストラリア戦に向け、9日に現地入りした日本代表が10日、ブリスベンで初練習を行った。
以下、練習後の選手コメント

●MF本田圭佑(CSKAモスクワ)
―移動もあったが、右膝の状態は?
「このぐらいならまだやれる。来季のことを意識して膝はつくっている。次の試合は問題ない」
―ピッチコンディションが悪そうだが?
「悪いピッチは想定内。そういう中でどういうサッカーができるか」
―オーストラリアの印象は?
「瞬間的なスピードもあるし、パワーも加わってダイナミックなサッカーをする。縦にポンと入ったボールに強い。攻守にそう」
―アジア杯の決勝でも接戦だった。
「今回はしかもアウェー。いろんな面で日本が挑戦しないといけない。不利な条件もあるけど、臆することなく日本らしい戦い方をしたい」
―最大の山場になる?
「毎試合、そう思っているけど、必ずこの試合は難しい試合になる。日本にとって新しい挑戦。意味のある一戦になる。相手の土俵に乗るのではなく、自分たちのサッカーを貫きたい。いい形、満足いく形で日本に帰りたい」
―守備面でも貢献も大事?
「常にチームのバランスを考えながら、いるべき場所にいて、守備でもチームに少しでも貢献できればと思っている」

●MF遠藤保仁(G大阪)
―オマーン対オーストラリアの映像は見た?
「まだ見てないです」
―これまで何度も対戦しているが?
「だいたい知っているメンバーなので」
―オマーン戦にはケネディとケーヒルが出場しなかったが?
「だれが来ても、自分たちは自分たちのサッカーをするだけ。いい結果を出して日本に帰りたい。明日、いい準備をして臨みたい」
―相手の高さ対策は?
「(パスの)出し手を抑えることが一番の対策。それでもロングボールを蹴られるときはあると思うけど、そこはセカンドボールとかが大事になる。ドンピシャで合わせられたら仕方ない。それ以外は対応できるようにしたい」
―吉田がケガで離脱したが?
「一人が行って、一人がカバーというのが基本。それはだれが入っても変わらない。だれが入るか分からないけど、(栗原)勇蔵はヘディングが強いし、伊野波も体の無理が利く。十分にやっていける」

●MF細貝萌(アウクスブルク)
「3連戦の最後だけど、自分は試合をやっていない(オマーン戦の途中出場のみ)ので疲労はない。与えられた状況でしっかり役割を果たしたい」
―ビデオを見たそうだが?
「オーストラリアの特徴は、アジア杯でもやっているし、みんな分かっている。オーストラリアの力はフィジカル面などアジアの中では抜けている。そういうところをしっかり意識して次の試合に向けていけたらいい」
―勝って3連戦で締めくくりたい?
「もちろん3連勝しようという話もしている。しっかり勝って3連戦を終えたい」
―ロンドン五輪のオーバーエージ枠候補に名前が挙がっているが?
「すごく自分にとっては光栄なこと。チームに拘束力があるので、チームと日本協会が決めたことに従うだけだけど、選ばれればしっかり頑張りたい。オーバーエイジに関しては、ここ何日かで言われたことではなく、前々から言われていた。出たくないということはまったくない。選んでもらえるのは本当に光栄です」

●DF栗原勇蔵(横浜FM)
―現地で初練習を終えたが?
「時差もほとんどないし、疲れもない。2連勝しているし、すごくいい雰囲気だと思う。その中でも集中するところは集中して、すごくいいと思う」
―オーストラリアの印象は?
「全体的にデカいし、フィジカルも強い」
―吉田の離脱で出番がありそうだが?
「出場したら相手に負けないように、絶対に勝てるようにがんばります」
―アウェーのオーストラリアという大一番で出番が来そうだが?
「一番大事なところ。チャンスが来たら、しっかり結果を出したい」
―セットプレーからゴールも狙う?
「拮抗した展開ではセットプレーが大事。セットプレーで取れたら一番いい」
―オーストラリアはオマーン戦にケネディとケーヒルが出ていなかったが?
「どの選手とやっても、高いと思う。でも、そこで負けると相手に起点をつくられる。体を張って、なるだけ抑えたい。空中戦ではちょっと不利になるかなと思う。そういう戦いは今後も絶対にある。そういう中で勝っていきたい」

●DF内田篤人(シャルケ)
―オーストラリアの印象は?
「ビデオを見たし、前も試合をやっているので分かっている。選手もあまり変わっていない。でも、試合前に相手のことを見てもどうかなというのはある。監督は日本での合宿から試合に出ている人、出ていない人、全員にやり方を浸透させようとしていたので、真価の問われる試合になると思う。チームの力が反映されるところ。ただ、だれが出ても約束事は変わらない」
―今回の最終予選では初のアウェー戦になるが?
「最終予選の醍醐味はアウェー。それが一番おもしろいし、一番きつい」

●GK川島永嗣(リールス)
―アジア杯でも戦ったオーストラリアだが、だれを注意する?
「ヨーロッパスタイルのチームだと思うし、今までと違った相手になる。だれというのは一人だけ挙げるのは難しい。アジア杯とまったく同じというわけではない」
―吉田選手が負傷離脱し、DFの顔ぶれが変わることになるが?
「アゼルバイジャン戦を含めて、出た選手は試合の中でクオリティーの高さを見せているので、チームの中に不安はない」
―試合会場ではラグビーの試合が行われたばかりで、芝が荒れていそうだが?
「ピッチが悪いのは慣れているので、そんなに気にしていない。普段、芝のないようなところでやっているので。芝があるだけいい」
―意気込みは?
「ここでもう一つ踏ん張って勝つことができれば、残りの試合が有利になる。重要な試合になるので、2試合で見せてきたものを出していきたい」

(取材・文 西山紘平、矢内由美子)

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