beacon

欧州王者に加入したアザール「プレミアが世界最高のリーグだと思う」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 今季、フランス・リーグ1のリールから約40億円の移籍金でチェルシーに加入したMFエデン・アザールは、将来を嘱望されている若手選手の一人だ。数多くのオファーを受けながらも、欧州王者と契約を結んだベルギー代表の21歳は、バルセロナのFWリオネル・メッシに例えらることもある。

サン紙の取材に応じたアザールは「メッシは世界最高の選手だ。彼のようになれると評価してもらっても、今の段階では『誇張だよ』としか言えないよね。それでも、人々が僕と彼のプレーに共通点を見出してくれるのであれば、とても嬉しいよ。メッシと比較されるたびに、どうすれば彼を越えられるかよりも、自分はチェルシーで何ができるだろうと考えるんだ」と言う。

「当然のことだけど、バルセロナでメッシが与えられている役割と同じ役割が僕に与えられるかは、監督が決めてくれる。ただ、僕はエデン・アザールとして成功する道を見つけようと思っているよ」

 2シーズン連続でリーグ1の最優秀選手に選ばれたアザールは、マンチェスターの2クラブからのオファーを断り、チェルシーに加入した。週給2000万円を稼ぐと言われる彼は、クラブが欧州CLに優勝したことも決断の一因だと語る。

「移籍する上で、最も納得のいく話し合いができたのがチェルシーだった。それに欧州王者になったことが、移籍を決意する上で大きかったね。チェルシーは素晴らしいクラブであり、素晴らしい選手がそろっている。選手として成長する上でも、最高の環境を与えてくれると思っているよ。これは大きな理由ではないけれど、ロンドンがマンチェスターよりも、少しだけベルギーに近いことも、移籍を決めた理由だね。ロンドンからの方が、故郷に帰りやすいからね」

 少年時代のアイドルであったジネディーヌ・ジダンには、レアル・マドリーに加入することを勧められたという。また、セリエAのインテルへの移籍にも、心は揺らいでいたと明かす。それでも、プレミアリーグで戦うことを夢見ていたという。 

「プレミアリーグに特別な思いがあったんだ。世界最高のリーグだと思うし、そこでプレーできることに、ワクワクしているよ。スタジアムの雰囲気は、世界中のどのリーグよりも素晴らしいし、リーグ全体のレベルが拮抗している点も魅力的だよね。昨シーズンの終盤は、エキサイティングな戦いが繰り広げられていた。ここ数シーズンのマンチェスター・シティを見ていれば、今後も彼らが成長を続けることが分かるよね。イングランドに来るということは、これまでとは違うレベルに足を踏み入れるということであり、プレッシャーも大きくなるだろう。でも、その準備はできているよ」

 シアトル・サンダーズとの練習試合で初ゴールを挙げたアザールは、その能力を早くも見せている。

エデン・アザールのプレー映像はこちら!!

TOP