EURO2012においてスペイン代表の大会連覇に貢献し、個人としてもゴールデンブーツを獲得したチェルシーのFWフェルナンド・トーレス。EUROを終えてオフを与えられたスペイン人ストライカーは、25日にチェルシーのアメリカキャンプに合流した。昨季、欧州CLとFA杯を獲得したトーレスは、今季の目標はプレミアリーグ優勝だとthe Guardianに話した。

　昨季のチェルシーは、マンチェスターの2クラブには勝ち点25も引き離され、リーグ戦を6位で終えていた。それでも、今季はタイトル獲得の可能性があるとトーレスは言う。

「プレミアリーグのタイトルを勝ち取りたいね。今年は実現したいし、そのためのチャレンジを続けて行くことになるだろう。シティがどういう形でリーグ戦を制したかを考えても、欧州CLを制したチームが6位と言う順位にいることを考えても、イングランドの強豪クラブの実力は本当に拮抗していると思う」

　チェルシーのシーズンは、8月12日に行われるコミュニティーシールドから幕を開ける。対戦相手は、昨季のリーグ王者であるマンチェスター・シティだ。

「コミュニティーシールドは、シーズンの最初から最後まで、イングランドとヨーロッパのすべての舞台でタイトルを争うことになる2クラブによる対戦だ」とトーレスは言う。

　もう一つ、トーレスにとっては楽しみな試合が控えている。欧州CL王者とヨーロッパ杯王者が対戦するヨーロッパ・スーパー杯で、彼が07年まで所属していた古巣アトレティコと対戦する。

「常に心の中にある特別なクラブとの試合だから、いろんな感情があふれてくるだろうね。しかもヨーロッパのタイトルを懸けて戦う一戦だ。そういう気持ちで臨むのは、悪いことではないでしょ?」

　ドログバがチームを離れ、FWの軸として期待がかかるトーレス。今シーズン、いくつのタイトルをチームにもたらすことができるだろうか。