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宮市は攻撃に変化を付けるも、ウィガンはストークと2-2のドロー

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 プレミア・リーグは1日、第3節を各地で行い、日本代表FW宮市亮の所属するウィガンは、ストーク・シティと対戦した。28日に行われたキャピタル・ワン杯のノッティンガム・フォレスト戦に途中出場し、4点目を演出した宮市には、スタメン出場の期待がかかったが、この日もベンチでキックオフの笛を聞いた。宮市に出番が訪れたのは、2-2で迎えた後半35分。その直後にはFWアルナ・コネとのパス交換から、中央からドリブルでPA内にボールを運ぶなど、短時間でも見せ場をつくった。しかし、試合はそのまま、2-2の引き分けに終わっている。

 ウィガンは前半5分に、FWフランコ・ディ・サントが倒されてPKを獲得する。これをMFショーン・マロニーが決めて先制した。しかし、同39分にはストークもFWピーター・クラウチが得たPKをFWジョナサン・ウォルターズが決めて、1-1で前半を折り返す。

 後半も先手を取ったのはウィガンだった。キックオフから3分、PA内でボールをキープしたコネが、PA内に走り込んだディ・サントにパス。アルゼンチン人ストライカーは、これをゴール左隅に決めて、ウィガンがリードを広げた。

 その後もウィガンは、前節のサウサンプトンでもゴールを決めたコネとディ・サントのコンビを生かしながら、チャンスをつくっていく。しかし、後半30分にストークが、得意のスローインからの攻撃で同点に追い付く。左サイドからのスローインをキャメロン・ジェローン、ジョナサン・ウォルターズの頭を経由して、ピーター・クラウチの頭へ。これをクラウチが決めて、2-2と再び試合を振り出しに戻した。

 後半35分、ウィガンはディ・サントに代えて、宮市を投入する。宮市はコネとのコンビからチャンスをつくり、CKを得るなど攻撃の流れを変えた。しかし、その後はアウェーのストークに押し込まれる。後半40分にはアダムのFKが、壁の裏にいた選手に当たったが、GKアリ・アル・ハブシが驚異的な反応を見せて、ゴールを守った。

 細かくパスをつなぐウィガンと、ロングボールを前線に放り込むストーク。後半ロスタイムには、宮市がスルーパスに抜け出し、PA内の右サイドでボールを受ける。ストークDFに倒されたが、ホイッスルは鳴らずに、PKを獲得することはできなかった。互いに最後までゴールを目指したが、決勝点は挙げられず。試合は2-2の引き分けに終わった。


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