W杯南米予選の第9節が12日、各地で行われ、アルゼンチンがホームでウルグアイを3-0で下した。

　均衡を破ったのはやはりこの男だった。後半20分、後方からのロングフィードを受けたFWリオネル・メッシは左サイドのFWアンヘル・ディ・マリアに叩く。ディ・マリアはDFの股の下を通したパスをGKとDFの間に入れると、猛スピードで走りこんだメッシがスライディングシュートで合わせて、待望の先制ゴールを奪った。

　もう手のつけられないアルゼンチンは後半30分、FWセルヒオ・アグエロとスイッチでボールを受けたメッシがディ・マリアに浮き球スルーパスを出す。走りこんだディ・マリアはダイレクトで中に折り返すと、アグエロが難なく合わせてリードを広げた。

　さらに後半35分、ゴール正面でFKを獲得するとメッシが直接ねじ込む。壁に入ってジャンプした、ウルグアイイレブンをあざ笑うかのような壁の下を通したシュートがゴールネットを揺らした。

　南米予選屈指の好カードで快勝をおさめたアルゼンチンは、勝ち点を17に伸ばして首位をキープした。

■以下、12日の試合結果
アルゼンチン 3-0 ウルグアイ
コロンビア 2-0 パラグアイ
エクアドル 3-1 チリ
ボリビア 1-1 ペルー

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