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判定に泣いたリバプール、エバートンとのマージーサイドダービーは痛み分けに

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 プレミア・リーグは28日、第9節2日目を行ない、エバートンとリバプールのマージーサイドダービーは、2-2のドローに終わっている。

 先手を取ったのはアウェーのリバプールだった。左サイドからDFホセ・エンリケが折り返したボールを右サイドで受けたFWルイス・スアレスが、中央に低く速いボールを蹴ると、これがDFレイトン・ベインズのオウンゴールにつながり、リバプールが先制する。勢いに乗るリバプールは、その6分後にもMFスティーブン・ジェラードのFKにルイス・スアレスが合わせて、リードを広げた。

 ホームで負けることの許されないエバートンも、反撃に転じる。22分には右サイドからのクロスをGKブラッドリー・ジョーンズがパンチングしたボールを、MFレオン・オズマンが拾うと、右足でミドルシュートを放つ。これがゴール前の密集をすり抜けて、ゴールに突き刺さり、1点を返す。さらに前半35分には、PAでボールを受けたFWマルアン・フェライニが左から折り返した浮き球に、MFスティーブン・ネイスミスが合わせて、2-2と試合を振り出しに戻した。その後もエバートンは優勢に試合を進めたが、逆転ゴールを決めることはできずに前半を折り返す。

 後半、リバプールはMFヌリ・サヒンとMFスソを下げて、DFセバスティアン・コアテス、MFジョンジョ・シェルベイをピッチに送り出し、布陣を3バックに変更した。この采配が奏功し、後半開始直後にはホセ・エンリケのスルーパスからMFラヒーム・スターリングが決定機を得るが、シュート場面でミスキックしてしまい、好機を生かせなかった。しかし、後半38分にジェラードが放ったシュートはGKの正面に飛ぶなど、3点目を挙げられない。

 ロスタイムには、セットプレーの流れからルイス・スアレスが、この試合2点目となるゴールを決めたように見えたが、副審がオフサイドと判定。リプレーを見る限り、完全なミスジャッジだが、得点は認められず。リバプールは不運な形で、ライバルと勝ち点1を分け合うことになった。

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