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細貝が左SBで今季初先発、開幕8連勝のバイエルン下す金星に貢献

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 ブンデスリーガは28日、第9節3日目を行い、MF細貝萌の所属するレバークーゼンは敵地で首位バイエルンと対戦し、2-1で競り勝った。細貝は左SBで今季リーグ戦初先発。ブンデスリーガ記録となる開幕8連勝で首位を独走するバイエルン相手に守備で奮闘すると、フル出場で金星に貢献した。チームは1-1の後半42分に劇的な決勝点。バイエルンに今季初めての土を付け、3試合ぶりの白星で6戦負けなし(3勝3分)となった。

 25日に行われたヨーロッパリーグ(EL)のラピド・ウィーン戦(4-0)で左SBのDFカドレツが負傷交代。ラピド・ウィーン戦はボランチで先発し、カドレツの交代後は左SBでプレーした細貝だが、この日は左SBで先発のピッチに立った。ELでは2試合に先発しているが、リーグ戦の先発はレバークーゼンでは初めてとなった。

 立ち上がりからバイエルンの猛攻にさらされたレバークーゼンだが、ぎりぎりのところで体を張って耐える。細貝も対面のMFトーマス・ミュラーが果敢に仕掛け、守勢を強いられたが、粘り強く対応。バイエルンは前半14分、左クロスからFWマンジュキッチがヘディングシュートを放つが、GKが好セーブ。同16分、DFラームの右クロスに合わせたMFダビド・アラバのヘディングはゴール左に外れた。

 徐々に落ち着きを見せ始めるレバークーゼンはカウンターから好機をうかがう。攻めあぐねるバイエルンは前半40分、MFシュバインシュタイガーが右足ミドルを狙うが、これもGKに阻まれた。すると直後の同42分、レバークーゼンがカウンターから先制点を陥れる。MFロルフェスが右サイドに展開したボールをFWシュールレがゴール前にクロス。ラームのクリアミスでファーサイドに流れてきたボールをFWキースリンクが冷静に押し込んだ。

 1点ビハインドで前半を折り返したバイエルンは後半14分、MFグスタボに代えてFWロッベンを投入。攻勢を強めるバイエルンに対し、レバークーゼンも粘り強く守っていたが、後半32分、バイエルンは途中出場のFWクラウディオ・ピサロの左クロスにマンジュキッチがヘディングで合わせ、ついに同点に追いついた。

 一気に逆転ゴールを目指すバイエルン。それでも、次のゴールを奪ったのはアウェーのレバークーゼンだった。後半42分、DFカルバハルの右クロスにMFシドニー・サムが頭で合わせると、ヘディングシュートは枠を外れているように見えたが、DFボアテングの顔面に当たってコースが変わり、ゴールマウスへ。レバークーゼンが運も味方に付け、その後のバイエルンの猛攻にも耐え抜き、2-1の大金星を手にした。


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