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乾が2戦連発の今季5得点目!!長谷部との日本人対決制す

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 ブンデスリーガは15日、第17節2日目を行い、MF乾貴士の所属するフランクフルトは敵地でMF長谷部誠の所属するボルフスブルクと対戦し、2-0で快勝した。乾が左MF、長谷部が右MFでそろって先発出場した日本人対決は、乾が1-0の前半18分に2戦連発となる追加点。チームの2連勝に大きく貢献し、ブンデスリーガは約1か月のウインターブレイクに入る。

 立ち上がりの前半5分、乾がドリブルで運んでFWオーシャンに預けると、リターンパスを受けて右足でミドルシュート。序盤からキレのある動きを見せ、チャンスに絡んだ。同12分には乾が左サイドで粘ってFKを獲得。MFシュベクラーのキックにMFアレクサンダー・マイヤーがヘディングで合わせ、先制に成功した。

 前半16分には浮き球を蹴ろうとしたボルフスブルクのMFジョズエのスパイクがオーシャンの下腹部に入り、危険なプレーで一発退場。数的優位に立ったフランクフルトはこのプレーで獲得したFKからシュベクラーが右サイドのスペースに放り込むと、MFアイグナーの折り返しを乾が左足ダイレクトで合わせた。鮮やかな速攻でゴールネットを揺らした乾は11試合ぶりのゴールを決めた前節・ブレーメン戦(4-1)に続く2戦連発弾。今季通算5得点目を挙げ、2-0とリードを広げた。

 10人のボルフスブルクは前半31分、左サイドから崩し、クロスボールに逆サイドから長谷部が体を投げ出して飛び込んだが、スライディングシュートはゴール上へ。少ないチャンスを生かせず、数的不利のうえ2点ビハインドで前半を折り返した。

 後半4分には空中戦の競り合いで相手選手のひじが顔面に入り、一時ピッチの外に出た長谷部。すぐにプレーを続行したが、10人で2点を追う苦しい展開が続いた。長谷部は結局、後半18分に交代。前節はドルトムントに3-2で競り勝ったボルフスブルクだが、0-2の零封負けで3試合ぶりの黒星を喫した。

 乾は後半35分にベンチへ下がった。10人相手に3点目こそ奪えなかったが、ウインターブレイク前最後の試合に快勝したフランクフルト。開幕4連勝を飾った9月以来、約3か月ぶりの連勝で前半戦を終え、明日16日に試合を控えるドルトムントを抜いて暫定3位に順位を上げている。


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