beacon

ハーフナーが10試合ぶりのスタメン出場、フィテッセは2点ビハインドから逆転勝利

このエントリーをはてなブックマークに追加

 エールディビジは27日、第20節を行った。日本代表FWハーフナー・マイクとDF安田理大の所属するフィテッセはホームでアヤックスを対戦し、3-2で逆転勝利を飾った。リーグ戦では10試合ぶりのスタメン出場を果たしたハーフナーは、得点にこそ絡むことは出来なかったが、フル出場を果たし、逆転勝利に貢献した。安田は最後まで出番はなかった。

 フィテッセはリーグ得点王のFWウィルフリード・ボニーがコートジボワール代表としてアフリカ・ネーションズ杯に参加しているため欠場。ハーフナーに10月28日の第10節AZ戦(1-3)以来、10試合ぶりのスタメン出場のチャンスが与えられた。

 連敗中のフィテッセは、先制点を奪おうと積極的に攻める。ハーフナーも前線で起点になろうと奮闘。しかし前半15分にはFWレナト・イバーラからの浮き球パスを胸トラップで受けてゴール前に攻め込むが、シュートまで持ち込めなかった。

 そんな中、先制点は8戦敗けなし中(7勝1分)と好調のアヤックスに転がり込む。前半33分、MFラッセ・シェーネがPA外からミドルシュートを放つと、カットにいったDFグラム・ カシアに当たり、コースが変わる。好セーブを見せていたGKピート・フェルトハイゼンも反応しきれず、アヤックスに1点が転がり込んだ。

 後半に入ってもアヤックスが攻勢を強める。すると後半19分、こぼれ球に反応したMFクリスティアン・ポウルセンが左足を一閃。見事左隅に突き刺したかのように見えたが、軌道にいたMFクリスティアン・エリクセンの頭に当たってコースが変わっており、エリクセンのゴールとなった。

 だがすぐにフィテッセも反撃。後半23分、浮き球パスでゴール前に抜け出したMFテオ・ヤンセンが飛び出したGKケネト・フェルメールの頭上を抜くシュートを放ち、再び1点差に詰め寄る。さらに同39分には左サイドからのクロスにハーフナーがヘディングで合わせる。だがこれはフェルメールの好セーブに遭い、ゴールネットを揺らすことは出来なかった。

 しかし勢いに乗るフィテッセは一気に逆転まで持ち込む。後半33分、左サイドをオーバーラップし抜け出したDFパトリック・ファン・アーンホルトがシュートコースをしっかり見極め、ゴールネットを揺らす。さらに同36分にはスルーパスに抜け出したイバーラがゴールネットを揺らし、あっという間に試合をひっくり返した。

 見事な逆転勝利を飾ったフィテッセはリーグ戦では5試合ぶりの白星。連敗を2で止めて勝ち点を38に伸ばした。


▼関連リンク
欧州組完全ガイド

TOP