beacon

長友が復帰後初のフル出場も、インテルは2戦連続のドローに終わる

このエントリーをはてなブックマークに追加

 セリエAは27日、第22節を行った。日本代表DF長友佑都の所属するインテルはホームでトリノと対戦し、2-2で引き分けた。先発出場した長友は怪我から復帰後初のフル出場を果たしたが、勝利で飾ることは出来なかった。

 インテルが早々に試合を動かした。前半5分、ゴール正面でFKを得ると、MFクリスティアン・キブが左足を振り抜く。トリノの作った壁の上ギリギリを抜いたシュートはゴール右隅に突き刺さり、インテルが幸先よく先制に成功した。

 だがトリノも前半のうちに反撃。FWリッカルド・メッジョリーニがGKサミール・ハンダノビッチからのパスを受けたMFフレディ・グアリンからボールを奪う。右サイドのFWバレートに流れるもリターンパスを受けたメッジョリーニが左足で決めて、すかさず同点に追いつく。

 さらにトリノは後半7分、右サイドをMFアレッシオ・チェルチが突破すると、ニアサイドにクロスを上げる。これを再びメッジョリーニが合わせて、トリノが逆転に成功する。

 なんとか流れを変えたいインテルは後半8分、MFガビー・ムディンガイに代えて、MFエステバン・カンビアッソを投入する。するとこの交代策が同21分に実る。右サイドに開いたFWアントニオ・カッサーノがオーバラップしてきたDFハビエル・サネッティにパス。サネッティはゴールライン際で粘りながらもゴール前に折り返すと、逆サイドでフリーで待ち構えたカンビアッソが難なく押し込み、試合を振り出しに戻した。

 前節のローマ戦で1か月ぶりの復帰を果たした長友。この日は復帰後初のフル出場を果たした。前半4分には早速持ち前の攻撃力を見せ、左サイドを深くえぐりクロスを上げるなど、存在感を見せた。だが試合はこのまま2-2で終了。インテルは2戦連続で勝ち点1を積み上げるにとどまった。

▼関連リンク
欧州組完全ガイド
セリエA2012-13特集ページ

TOP