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長友はゴールに絡むも、インテルは最下位シエナに1-3で敗れる

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 セリエAは3日、第23節を行い、日本代表DF長友佑都の所属するインテルは敵地で20位のシエナと対戦した。前半を1-2とリードされたインテルは、後半10分にPA内でDFクリスティアン・キブがファウルを犯し、一発退場となる。さらにPKも決められて、点差を広げられた。このまま1-3で敗れたインテルは、4日に試合が控えるミランが勝てば5位に転落することとなった。

 前半15分を過ぎると、両チームのGKに見せ場が増えてくる。先にゴールを挙げたのは、最下位に沈むシエナだった。21分、左サイドをMFマッテオ・ルビンが突破すると、ゴール前でFWイノセント・エメガハラがセリエA初ゴールを記録した。インテルも黙っていない。わずか1分後、左サイドにボールを展開すると、ボールを受けたFWアントニオ・カッサーノが低く速いボールをゴール前へ入れる。そこに長友が飛び込み、両足を開いてスルー。ボールは、そのままゴールに入り、インテルが同点に追いついた。

 これで落ち着くかと思われたが、同点ゴールからわずか3分、再びシエナがリードを奪う。PA外からMFアレッシオ・セストゥが鮮やかなミドルシュートを突き刺し、再び1点をリードした。その後もシエナは鋭いカウンターからチャンスをつくるが、得点は挙げられない。

 流れを変えたいインテルも、前半37分に左サイドから長友がDFを一人抜き、ゴール前にクロスを入れる。そこにMFエセキエル・スケロットが走り込み、ヘッドで合わせたが、ボールはGKに当たり得点はできなかった。このままシエナが1点をリードして前半を折り返す。

 後半、インテルは期待の新加入選手MFマテオ・コバチッチを起用し、布陣も4-4-2に変えて臨んだ。長友も左WBから右SBへポジションを変更した。しかし、推進力の強いシエナを抑えることができない。後半10分にはDFクリスティアン・キブがPA内でエメガハラを倒して、一発退場。このPKを決められて、2点差にリードを広げられてしまった。

 キブの退場を受け、長友は再び左サイドに回る。精力的にアップダウンを繰り返した。後半42分にもPAのすぐ外で相手に倒されFKを得るなど奮闘したが、守備を固めたシエナを最後まで崩せずに4試合ぶりの黒星を喫している。

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