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サウサンプトンはノリッジとスコアレスドロー。右SBの吉田は完封に貢献

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 プレミア・リーグは9日、第29節を行い、日本代表DF吉田麻也の所属する16位のサウサンプトンは、勝ち点差5で13位にいるノリッジと敵地で対戦した。右SBで出場した吉田は、リーグ戦25試合連続フル出場を果たし、ゴール前で良いカバーリングを見せて完封に貢献した。しかし、サウサンプトンも得点を挙げることはできない。後半ロスタイムにはPKを与えたサウサンプトンだが、GKアルツール・ボルツが好セーブで防ぎ、試合は0-0のまま終了している。

 前半8分、右サイドから攻撃参加した吉田はシュートを放ち、積極的なプレーを見せた。その後も、チャンスをつくったサウサンプトンだが、ノリッジGKマーク・ブンの好守もあり、得点を挙げることはできなかった。時折、セットプレーからチャンスをつくったノリッジも決定力を欠き、前半はスコアレスで折り返す。

 後半もサウサンプトンがボールを保持するが、ノリッジも右サイドから鋭い速攻を何度か見せる。後半12分にはMFロベルト・スノッドグラスの折り返しがFWグラント・ホルトに通りかけるが、中央に絞った吉田が絶妙なカバーを見せて、ピンチを未然に防いだ。その2分後にはサウサンプトンのFWジェイ・ロドリゲスが決定機を得たが、シュートは防がれている。同30分には、サウサンプトンはオフサイドトラップを掛け損ねる。最終ラインの裏をスノッドグラスに取られ、GKボルツもかわされたが、吉田が懸命にカバーに入り、ボールをクリアーした。

 終盤はノリッジが前線に人数を掛けて、サウサンプトンのゴールに迫る回数が増える。サウサンプトンは後半44分に、速攻からジェイ・ロドリゲスにシュートチャンスが訪れたが、左足で放ったシュートはGKの正面を突き、ゴールを割れない。このまま試合終了かと思われた後半ロスタイム、ノリッジはFWグラント・ホルトがPA内で倒されてPKを獲得。サウサンプトンにとっては絶体絶命のピンチだったが、ボルツがホルトのシュートをセーブし、得点を許さなかった。

 このまま試合はスコアレスドローで決着し、両チーム、勝ち点1を分け合っている。

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