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ユナイテッド&シティOBのシュマイケル「スランプの原因はマンチーニ」

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 マンチェスター・シティとマンチェスター・ユナイテッドの両クラブでプレーした経験を持つピーター・シュマイケル氏は、前年度のリーグ王者がスランプに陥っているのは、ロベルト・マンチーニ監督のせいだという見解を示している。

「ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督は、彼が抱えている問題、チームの抱えている問題、クラブの抱えている問題を、公けに語ることは決してないだろう。そんなことはありえない。でも、シティでは、そういうことがよく見られるね」と、シュマイケル氏はSky Sportsに語った。

 実際にマンチーニ監督は、GKジョー・ハート、MFサミル・ナスリやDFビンセント・コンパニといったチームの主力にも辛辣な言葉を口にしていた。

「何人かの選手は、公けに自分の監督から厳しい批判を受けた。マンチーニはイタリアから、そのやり方を持ってきたのかもしれない。イタリアでは、当たり前なのかもしれないね。でも、ここではうまくいかない。それに対して、何人かの選手が怒ったり、ガッカリしたりする気持ちは理解できる。時に、そういう気持ちをピッチに持ち込んでしまい、監督のために100%を発揮できないとしても、不思議じゃない」

 そう語り、再びファーガソン監督を持ち上げた。「ファーガソンの下では、そんなことは起こり得ない。絶対に。サー・アレックスは細かくマネジメントをする。一人ひとりに違う接し方をするけれど、チームでの居場所を明確にしてくれる。何を求められているのかも、分かるんだ。それはシティには、ないものだね」と、続けた。

 8日に行われるマンチェスター・ダービーを前に、両チームの勝ち点差は15に開いている。「これはフットボールクラブとしての差だね。悪い日があっても、ユナイテッドのサポーターは理解してくれる。ビッグゲームに負けることがあっても、彼らはチームを支えてくれる。これは大きなことだし、ほとんどのビッグクラブとの違いだろうね。例外は、アーセナルくらいかな」と語った。

 ダービーに負ければ、マンチーニ監督は解任されるという報道もある中で、シティはライバルに一矢報いることができるだろうか。

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