beacon

3試合ぶり先発の酒井宏が2得点を演出、ハノーファーは4試合ぶり白星

このエントリーをはてなブックマークに追加

[4.26 ブンデスリーガ第31節 G・フュルト2-3ハノーファー]

 ブンデスリーガは26日、第31節1日目を行い、DF酒井宏樹の所属するハノーファーは敵地でG・フュルトと対戦し、3-2で競り勝った。酒井は右SBで3試合ぶりに先発出場。守備では不安ものぞかせたが、2得点を演出するなど、9試合ぶりのフル出場で4試合ぶり白星に貢献した。

 最下位に低迷するG・フュルトの本拠地に乗り込んだハノーファーは立ち上がりから積極的な試合を見せ、酒井も果敢に攻撃参加。前半36分にはロングボールに反応した酒井がトラップから中に切れ込もうとしたところでMFヤ・コナンとスイッチ。入れ替わるように右サイドのスペースに出たヤ・コナンの折り返しをFWアブデラウエが滑り込みながら左足で押し込み、先制点を奪った。

 1部残留へわずかな望みをつなぎたいG・フュルトも簡単にはあきらめない。前半41分に同点ゴールを奪い、1-1で後半に折り返すと、後半23分にはMFガイスの直接FKがクロスバーを直撃するなどチャンスをつくった。

 それでも試合はハノーファーのペース。何度となくオーバーラップを見せる酒井は後半26分にCKを獲得。MFラウシュのキックにDFホフマンが頭で合わせ、2-1と勝ち越した。後半38分にセットプレーから再び同点に追いつかれたハノーファーだが、同42分、左クロスをFWマメ・ディウフが頭で折り返し、MFピントが決勝点。粘るG・フュルトを振り切った。

 勝ち点18のまま残り3試合となった最下位のG・フュルトは残り全勝しても勝ち点27にしか到達しない。2部3位との昇降格プレーオフに回る16位アウクスブルクは現在、勝ち点27のため、明日27日のシュツットガルト戦でアウクスブルクが勝ち点1以上を獲得すれば、その時点でG・フュルトの2部降格が決まる。


▼関連リンク
欧州組完全ガイド
ブンデスリーガ2012-13特集

TOP