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香川フル出場のユナイテッドがファーガソン監督のホーム最終戦を白星で飾る

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[5.12 プレミア・リーグ第37節 マンチェスター・U 2-1 スウォンジー]

 プレミア・リーグは12日に第37節2日目を行い、日本代表MF香川真司の所属するマンチェスター・ユナイテッドは、2012-13シーズンのホーム最終戦でスウォンジー・シティと対戦した。ユナイテッドはスウォンジーに苦しめられたが、後半42分にDFリオ・ファーディナンドが挙げたゴールが決勝点となり、2-1で勝利。アレックス・ファーガソン監督の本拠地ラストマッチを白星で飾っている。

 27シーズンに渡って指揮を執ったファーガソン監督の勇退、そしてMFポール・スコールズの現役引退を発表したマンチェスター・ユナイテッドは、4-4-2で試合に臨んだ。香川は右SHで先発出場している。また、退団を志願したという報道もあるFWウェイン・ルーニーは、ベンチ外となった。

 前半5分にFWハビエル・エルナンデスのシュートがクロスバーを叩いたユナイテッドは、その後もスピーディーな攻撃を見せてスウォンジーのゴールに迫って行く。前半32分にはPA内で香川が倒されたが、主審はファウルを認めずにプレーは流された。

 押し気味に試合を進めるユナイテッドは、前半39分に先制点を挙げる。右サイドからのクロスをスウォンジーDFがクリアーミス。これを拾ったエルナンデスが、右足でシュートを決めて、ユナイテッドが先制した。同43分にもPA外から、FWロビン・ファン・ペルシーが左足で強烈なシュートを放ったが、シュートはGKゲルハルト・トレメルに阻まれた。

 後半に入ると、スウォンジーが一方的に攻め立てた。4分にはスウォンジーが見事な同点ゴールを決める。右サイドからMFネイザン・ダイアーが上げたクロスを、FWミチュが左足のアウトサイドでゴールネットに突き刺し、試合を振り出しに戻した。同8分にもスウォンジーはMFドワイト・ティーンダッリが、ミチュとのワンツーで抜け出し、DFリオ・ファーディナンドと競り合いながらもシュートに持ち込んだが、右に外している。同17分には速攻からMFパブロ・エルナンデスが決定機を得たが、シュートはGKダビド・デ・ヘアの体を張った守備に阻まれた。

 後半20分には両チームのベンチが動く。スウォンジーはDFニール・テイラーに代えて、DFベン・デービスを起用。ユナイテッドはスコールズとMFダニー・ウェルベックを下げて、MFアントニオ・バレンシアとMFアンデルソンを起用した。

 反撃に転じたいユナイテッドは、後半24分に香川のループパスを受けたDFパトリス・エブラが、左から折り返す。DFがクリアーしたボールをアンデルソンがシュートしたが、枠を捉えることはできなかった。それでも、選手交代で流れを引き戻した。

 後半30分には、スウォンジーもミチュに代えて、DFアンヘル・ランヘルを起用。その1分後にはユナイテッドもハビエル・エルナンデスを下げて、MFライアン・ギグスを投入し、交代枠を使い切った。同42分にスウォンジーが最後の交代枠を使い、DFケミー・アグスティエンを起用した直後だった。ギグスが蹴ったCKをニアサイドでDFネマニャ・ビディッチが競り、ファーサイドに流れたボールをファーディナンドが、豪快にゴールにたたき込んだ。このまま試合は2-1で終了し、名将のラストマッチに華を添えた。

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