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ウルグアイがナイジェリアに競り勝ちGL突破に前進

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[6.20 コンフェデレーションズ杯B組 ナイジェリア1-2ウルグアイ サルバドル]

 コンフェデレーションズ杯は20日、グループBの第2戦を行い、ウルグアイがナイジェリアを2-1で下した。第3戦は23日に行われ、ウルグアイはタヒチと、ナイジェリアはスペインと対戦する。

 ともに中3日で迎えた第2戦。初戦のタヒチ戦を6-1で快勝したナイジェリアは、勝てば突破の決まる一戦にスタメン2人を変更して臨んだ。対する初戦のスペイン戦を落とし、あとのないウルグアイは、FWディエゴ・フォルランを先発させるなど、スタメン3人を変更した。

 序盤から攻勢を強めたのはウルグアイだった。フォルランが先発したことで、FWエディンソン・カバーニ、FWルイス・スアレスで形成された3トップがナイジェリア守備陣に圧力をかける。すると前半19分、左サイドからのCKを獲得したウルグアイはフォルランがゴール前に蹴り入れる。一度は跳ね返されるが、再びフォルランがグラウンダーのボールを入れると、ニアでカバーニがスルーしたことで完全なマークのズレを生み、DFディエゴ・ルガーノが難なく押し込んだ。

 押され気味だったナイジェリアにも前半37分、決定機がやってくる。右サイドからのCKを獲得。一度は大きくクリアされ、ハーフウェーライン上にいたDFウワ・エチエジレにまでボールは戻るが、エチエジレは鋭い縦パスを入れ、チャンスメークを図る。受けたFWイデイェ・ブラウンが横パスを入れると、MFジョン・オビ・ミケルがワンフェイントでDFをかわしてシュート。これがゴールネットを揺らし、前半のうちに試合を振り出しに戻した。

 後半はいきなり試合が動いた。6分、ウルグアイはカウンターからスアレスが持ち上がり中央のカバーニにパス。カバーニは左サイドを走り込むフォルランに流すと、フォルランは左足で豪快にニアを抜き、勝ち越し点を奪った。完全に前の3人だけで崩し切ったウルグアイ。強力3トップを選択したオスカル・タバレス監督の采配がズバリと的中した。

 3戦目にスペイン戦を残すだけに、何としても黒星だけは避けたいナイジェリア。身体能力を生かした個での突破を図るが、単発な攻撃が続いてしまう。積極的に交代策を使い、後半28分までに3枚すべてを使い切るが、同点ゴールを奪うまでは至らなかった。

 この結果、両チームは勝ち点で並んだ。しかし得失点差では下回るが、第3戦にタヒチ戦を残しているウルグアイが、直接対決を制したことにより、グループリーグ突破に前進した。

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