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スーパー杯勝利のグアルディオラ 「ハインケスに感謝」

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モウリーニョ撃破への特別な意識はなし

 バイエルン・ミュンヘンは30日、UEFAスーパーカップでチェルシーと対戦し、PK戦の末に勝利を収めた。チャンピオンズリーグ覇者としてタイトルを獲得し、ジョゼップ・グアルディオラ監督は前任のユップ・ハインケス氏に感謝している。

 8分に先制を許したバイエルンは、後半立ち上がりにMFフランク・リベリのゴールで追い付くと、チェルシーMFラミレスの退場で数的優位に立つ。延長に入り、先にチェルシーに追加点を許してしまったものの、延長後半アディショナルタイムにMFハビ・マルティネスが起死回生の同点弾を決め、PK戦へと持ち込んだ。

 PK戦では5人全員が成功し、チェルシーFWロメル・ルカクが失敗したことで、バイエルンが熱戦を制した。グアルディオラ監督は試合後、ドイツ『ZDF』でこのように述べている。

「まず、このファイナルを戦う機会を与えてくれたことを、ハインケスに感謝したい。我々がここに立つことのできる一番の理由は彼だ。このタイトルは彼とファンにささげる。本当に素晴らしいファイナルだった。1秒ですべてが変わったね」

「我々は非常に良いプレーを見せた。チャンスも30回ぐらいあったし、良い攻撃を仕掛けたね。なぜ、昨シーズンのチームがすべてのタイトルを獲得したかが分かる内容だった。我々のプレーには非常に満足している。最近3試合では多くのチャンスを外したが、常に攻撃を続けた。選手たちは素晴らしいパーソナリティーを持っているよ」

 守備の課題を指摘されると、グアルディオラ監督は「相手はチェルシーだ。ゴールを生み出す力を十分備えているチームだよ」と強調している。

 また、チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は、ベストのチームが敗れたと主張したが、グアルディオラ監督はこれに対し、「それは理解できる。彼の意見だ」とコメント。その上で、「私の意見ではベストチームが勝った」と話している。

 そのモウリーニョ監督との勝負を制したことに、特別な意識はあるかと聞かれると、グアルディオラ監督はこのように答えた。

「まったく意識しないよ。彼とは多くの試合をしてきたし、何度か勝っている。 私は、クラブのみんなのためにこの勝利をうれしく思っている」
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