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ニュルンベルクデビューの長谷部 「守備でもっと貢献しないと」

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ボランチで出場

 日本代表MF長谷部誠は15日、ブンデスリーガ第5節のブラウンシュヴァイク戦に先発フル出場しニュルンベルクでのデビューを飾った。1ー1の引き分けで試合終了を迎え、同選手はもっと向上しなければならないと振り返っている。

 ボルフスブルクからニュルンベルクへ移籍した長谷部は、望んでいた中盤でのプレーとなった。右ボランチで起用された同選手はフル出場している。

 ここまで未勝利のニュルンベルクは、開幕4連敗中のブラウンシュヴァイクから白星を得ることができなかった。最下位相手に追いつかれてのドローという結果について長谷部は、「こういう相手で、こういう試合で、勝ち点を拾ったことを次につなげたい」と、負けなかったことをポジティブにとらえているようだ。

 代表戦から戻ってきて準備期間が少ない中での先発出場。チームにフィットするには、まだ時間がかかるだろう。長谷部は「難しかったですね。もう少し、攻守の両面で個人的にもチームの一員としても上がっていければいい」と話す。「中盤をもう少し落ち着かせる。自分も味方の特徴を分からないといけないし、逆に自分の特徴も分かってもらえるように」と、連係を高めていく意欲は十分だ。

 中盤が間延びしてロングボールが多くなった試合展開については、「蹴って、競って、負けて、ボールを拾われて、という悪循環だった」。「もう少し自分のところにボールを集めて、攻撃で組み立てるというか」と、自ら攻撃を組み立てなければいけないと反省している。

 ブンデスリーガで久々にボランチとしてフル出場した長谷部は「楽しい」としながらも、「ボールを持ったときはいいんですけど、守備の部分だったり、球際だったり、あそこのポジションだったら75%以上は勝たないといけない」と、ディフェンス面に課題があると感じたようだ。

 ニュルンベルクはブンデスリーガでまだ勝利がない。長谷部は、「自分は経験という部分でチームに還元しなければいけない」と、新戦力としての自身の役割を語った。そして、「続けて出るには、自分でやっていても守備の部分、球際だったり、そういうところで勝たなければいけない。守備の部分でもっともっと貢献していかなければいけない」と、プレーのさらなるクオリティーの向上も誓った。

 ニュルンベルクは次節、ホームに開幕5連勝中のボルシア・ドルトムントを迎える。

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