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清武1ゴール1アシストも…ニュルンベルクは今季初勝利ならず

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[9.29 ブンデスリーガ第7節 ブレーメン3-3ニュルンベルク]

 ブンデスリーガは29日、第7節3日目を行い、MF長谷部誠とMF清武弘嗣の所属するニュルンベルクは敵地でブレーメンと対戦し、3-3で引き分けた。長谷部、清武ともにフル出場。清武は1ゴール1アシストを記録したが、3試合連続ドローでまたも今季初勝利を逃した。

 先手を取ったのはホームのブレーメンだった。前半8分、FWペテルセンがPA内へドリブルで仕掛けると、こぼれたボールが左サイドのDFサンティアゴ・ガルシアに渡る。清武と1対1の形になったガルシアは縦に仕掛けて清武を振り切り、ゴール前にクロス。これがDFベルカイ・ダバンリの右足に当たってオウンゴールを誘い、ブレーメンが先制した。

 なかなか流れに乗れないニュルンベルクは前半17分に長谷部が中盤の競り合いでガルシアと頭部同士が衝突。ヒヤリとさせられたが、その後もプレーを続けた。前半25分にもMFアーロン・フントが決定的なシュートを放ったブレーメンは同34分、フントが左サイドから折り返したボールをMFエルイェロ・エリアが右足ダイレクトで合わせ、ゴールネットを揺らした。

 2点ビハインドとなったニュルンベルク。苦しい試合展開の中、清武が流れを変える一撃を叩き込んだ。前半終了間際の44分、左サイドのスローインを受けたMFアダム・フロウセクがゴール前に浮き球のクロス。FWトマシュ・ペクハルトの頭上を越えてきたボールを清武が右足ダイレクトで叩いた。豪快なボレーシュートにGKは一歩も動けず、ゴールネットに突き刺さった。

 8月18日のヘルタ・ベルリン戦(2-2)以来となる清武の5試合ぶり今季2得点目。1点差に追い上げて前半を折り返すと、後半8分にはペクハルトの右クロスを後半から出場のFWヨシップ・ドルミッチが滑り込みながら左足で流し込み、2-2の同点に追いついた。

 後半21分、エリアのミドルシュートで再びリードを奪われたニュルンベルクだったが、チームの窮地をまたも清武が救う。後半25分、中央でボールを受けた清武がボールキープから絶妙なスルーパス。完璧なタイミングで抜け出したフロウセクが左足でゴールに流し込み、3-3と再び試合を振り出しに戻した。

 今季初アシストを記録した清武は後半28分にも正確な左クロスを送るが、ペクハルトのヘディングシュートはGKの正面。今季初勝利を目指し、積極的に勝ち越しゴールを狙ったが、後半34分、ドルミッチの振り向きざまのシュートは惜しくもクロスバーを直撃した。結局、試合はそのまま3-3で終了。またしても勝ち点3を逃したニュルンベルクは開幕から7試合を終え、5分2敗といまだ勝利を挙げられずにいる。


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