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独紙評価:長谷部&清武に及第点

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地元紙は課題を挙げながらも、チームに安定感をもたらす長谷部のプレーを評価

 21日に行われたブンデスリーガ第6節でニュルンベルクはボルシア・ドルトムントをホームに迎え、1ー1と引き分けた。MF長谷部誠は、ニュルンベルク加入後2試合連続で本職のボランチに入り、フル出場を果たした。ともに先発メンバーに名を連ねたMF清武弘嗣は右サイドの攻撃的ミッドフィールダーとして89分までプレーしている。ドイツメディアは、2人にまずまずの評価を下している。

 ゴールをいずれもセットプレーから生まれた。37分、ドルトムントがDFマルセル・シュメルツァーの直接FKで先制すると、50分にはニュルンベルクDFマルヴィン・プラッテンハルトがゴール前に送り込んだFKをDFペア・ニルソンが押し込んだ。

 この試合では、内容でもニュルンベルクのプレーは相手に劣っていなかった。途中出場となったFWロベルト・レヴァンドフスキ、MFヌリ・シャヒンに加え、MFヘンリック・ムヒタリャンがベンチに控えたドルトムントに対し、ニュルンベルクは終了間際にFWアレンクサンデル・エスヴァインが決定機を逃したことから、勝利も十分可能な展開だった。

 終わってみれば同点。ニュルンベルクGKラファエル・シェーファーによれば、「まだ転機を迎えていない」状況が続くことになったが、メディアによっては個人評価では前節のブラウンシュワイク戦を上回る採点が並んでいる。

 『ビルト』(チーム平均点3.33)は、長谷部と清武のプレーに4をつけているが、『キッカー』(チーム平均点3.1)では長谷部が及第点の3、清武は3.5だった。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

『ニュルンベルガー・ツァイトゥング』は、長谷部のパフォーマンスに3をつけ、次のような寸評を掲載している。

「1時間、『安定軸』として説得力のあるプレーを見せ、広い視野、相手の動きを読む力を示している。しかし、パスミスもあり、(ドルトムント)2点目を誘うほどのミスもあった」

 また、清武のプレーに対する寸評は以下のとおり。

「すべてのアイディアが効果的ではなかったかもしれないが、復調の傾向を証明した。(最近の試合に比べて)努力と創造性が増していたが、フィニッシュではまだ確信を持てず」

 勝ち点1を取ったニュルンベルクは4分け2敗で15位にランクを1つ上げた。すでに1回戦でDFBポカールを敗退しているため、次は29日、リーグ第7節のブレーメン戦に臨む。
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