昨年の4-4を振り返る

　スウェーデン代表は、15日に行われるワールドカップ(W杯)欧州予選グループCでドイツ代表をホームに迎える。FWズラタン・イブラヒモビッチは、ドイツ戦を前に昨年の一戦を振り返り、強豪相手に善戦したことが過信につながったと話している。

　スウェーデンは、昨年10月にW杯欧州予選でてドイツと対戦した。敵地で4点のリードを許しながらも、4-4の引き分けに持ち込んだ。1年前の試合直後には、「勝利のような引き分けだ」と喜びを表したイブラヒモビッチだったが、その一戦に対する考えが変わったことを認めている。

　イブラヒモビッチは、ドイツ『シュピーゲル』のインタビューで次のように語った。

「当時、何が起きたにしても、僕たちにとっては良くなかったね。浮かれたんだ。試合後、すでにW杯出場権を獲得した気持ちになっていた。それが間違いだったね」

　スウェーデンは2013年に入り、第5節のアイルランド戦はホームで0-0と引き分け、オーストリアには2-1と敗れている。イブラヒモビッチは、ドイツ相手の健闘が裏目に出たとの見解を示している。

「僕たちは自分たちを実際より強いと信じ込んだ。その次の2試合は弱かったね。ドイツに負けて、その代わりにアイルランドとオーストリアに勝てた方が良かった」

　スウェーデンはその後、4連勝で欧州予選プレーオフ出場権を確保した。巻き返しに成功したが、組み合わせ抽選でシードチームとなるためドイツ相手に勝ち点が後1欲しいところだ。累積警告により出場停止のイブラヒモビッチは、チームメートの戦いを現地で見守ることになる。

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