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D・コスタに不満のCBF、ブラジル市民権はく奪を要求

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スペイン代表選択は「金銭的理由」とも主張

 ブラジルサッカー連盟(CBF)は、スペイン代表でプレーすることを選択したアトレティコ・マドリーFWジエゴ・コスタを非難するとともに、同選手に対する法的手続きを開始することを明らかにしている。

 ブラジルとスペインの二重国籍を持ち、どちらの代表チームを選択することになるか注目が集まっていたD・コスタだが、29日に正式にスペイン代表を選択することを表明した。

 CBFはこれを不服とし、同選手がブラジル市民権を失うこと、およびスペイン代表でのプレーを差し止めることを司法当局に要求しようとしている。CBF法務部長のカルロス・エウジェニオ・ロペス氏は、ブラジル『グローボ』に次のように語った。

「彼がその選択をした理由が金銭的なものであったことは明白だ。(CBF)会長は私に、彼がブラジルの市民権を失うよう法務省に要請する法的手続きを行うことを許可した」

「彼はブラジル国籍を拒否したということだ。会長は、彼がスペイン代表でプレーできないようにするために、状況を精査してあらゆる可能性を探るよう私に要請した」

 D・コスタは今年3月にブラジル代表に招集され、イタリアおよびロシアとの国際親善試合に出場した。親善試合出場後の代表チーム変更は場合によっては認められているが、FIFAランキングを通してワールドカップ(W杯)本大会にも影響することを考慮すれば、これは不当だとCBFは主張している。

「彼はCBFに送った手紙の中で(ブラジルへの)愛情について書いていたが、ブラジル代表で2試合の親善試合を戦ったのと同じ年のうちに、スペインでプレーすることを選んだ。別の2試合の親善試合に今週招集されたばかりでもあった」

「スイスは(8月に)ブラジルに1-0で勝ってランキング7位に浮上し、W杯の抽選でポット1に入ることができるようになった。親善試合が考慮されないのなら、なぜスイスは7位なんだ? その場所はイタリアのものになるはずだった」


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