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アトレティコ怒涛の開幕8連勝、D・コスタは5試合連続弾でファルカオ超え

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スペイン代表招集間近の“野獣”、2発でセルタを葬る

 6日のリーガエスパニョーラ第8節、アトレティコ・マドリーは本拠地ビセンテ・カルデロンでのセルタ戦を2-1で制した。開幕からの連勝記録を8に伸ばしたアトレティコは、首位バルセロナと勝ち点24で並んで2位に位置。ここ6試合の成績を2分け4敗としたセルタは16位に沈んでいる。

 敵地サンチャゴ・ベルナベウで行われたマドリッドダービーの勝利から1週間後、英雄となったシメオネ監督のチームがカルデロンに凱旋。正午開催試合では記録的な数字となる5万4000人以上が詰めかけたスタジアムで、アトレティコは立ち上がりからセルタ、2011年に指揮官となる可能性があったルイス・エンリケ監督のチームを押し込んでいく。

 アトレティコは25分、壁パスからボックス内に侵入したフィリペがダビド・コスタスに倒されてPKを獲得。だが、キッカーのジエゴ・コスタが放ったシュートはGKジョエルに阻まれた。スペイン代表入りが確実の“野獣”はその後も執拗にシュートを狙うも、セルタGKの好守に遭い続ける。しかし42分、フィリペの折り返しに左足で合わせ、メッシを抜いてリーガ得点ランク単独トップに立つ9得点目を記録。過去2シーズン在籍したファルカオが成し得なかった、リーガでの5試合連続得点も達成している(アトレティコでは2008-09シーズンのフォルラン以来の記録)。

 後半、前に出てきたセルタを相手にアトレティコは堅守速攻で対応。56分に迎えたカウンターの場面では、D・コスタのパスからビジャがジョエルと1対1となったが、シュートはわずかに枠の右へ外れた。不調のスペイン代表FWはさらに怪我を負い、シメオネ監督は代わりにオリベルを投入。すると62分、完全にビジャからエースの座を奪ったD・コスタが、そのコントラストを色濃くする追加点を獲得。ロングボールに反応してD・コスタスのマークを引き剥がした“野獣”は、ジョエルとの1対1を左足のシュートで制し、リーガ得点数を8試合10得点に伸ばした。

 2点のリードを得たアトレティコだったが、その後はセルタの意地の猛攻に遭う。そして71分、マリオ・スアレスのパスミスからノリートのボックス内への侵入を許し、ループシュートによって1点を返された。中盤を支配される状況を受けたシメオネ監督は、アルダ・トゥランをセボジャ・ロドリゲス、さらにガビをギラボギに代えてプレッシングを強化する。終盤も押し込まれる状況は変わらなかったものの、GKクルトゥワの好守も飛び出して、最後までリードを維持。ダービー勝利からの凱旋試合で、さらなる歓喜をファンにもたらしている。


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