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インテルDF、病気のため21歳で引退

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ナタリーノ、復帰の夢はかなわず

 インテルに所属するDFフェリーチェ・ナタリーノが、21歳の若さで現役生活にピリオドを打つこととなった。イタリア各メディアが報じている。

 イタリアの各世代別代表を経験し、インテルでは若干18歳でデビューを飾るなど、将来が期待されていたナタリーノ。だが2月、心臓の不整脈で手術を受けることとなり、戦列を離脱した。

 当初から引退の危機が心配されていた同選手だが、復帰を願う本人や周囲の想いは実らず。ナタリーノは自らの『ツイッター』で、元インテルFWサミュエル・エトー(現チェルシー)との練習中の写真を掲載し、「残念ながら運命は違うように望んだ。でも、彼のような神たちと一緒にプレーしたことは、僕の中でずっと名誉として残る」とツイートした。

 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、ナタリーノのコメントを次のように伝えている。

「実際には、2週間前からすべてを知って、受け入れていた。ツイートはお遊びのようなものだったんだ。これほど注目を集めるとは思っていなかった。個人ドクターから、無理をするケースではなく、心臓に過度のストレスをかけることは避けなければいけないと言われたんだ。悲しいけど、一方では幸せだよ。僕は元気だ。大事なのはそれだよ」

 『ガゼッタ』によると、ナタリーノは国外でのプレーも提案されたが、自ら引退を選んだそうだ。

「外国ならプレーに戻れるかもしれないと言われた。でも、僕が心臓に負担をかけたくなかったんだ。今は父のサッカースクールを助けている。たくさんの子供がいるから、何かしらのアドバイスができるように努めるよ。時間があるときは、悲しい自転車事故で亡くなったおじが開いたジムで仕事している」

「人生は続くんだ。もっとうまくいったかもしれないけど、もっと悪くなることもあり得た。とにかく、みんなに感謝している。特に、僕のそばにい続けてくれるインテルにね」


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