エジル獲得の舞台裏を明かす

　アーセナルのアーセン・ベンゲル監督は、MFメスト・エジルは、元レアル・マドリーのMFジネディーヌ・ジダン氏と同等のクオリティーを持っていると称賛している。

　クラブ史上最高額の移籍金で今夏アーセナルに加入したエジルは、同クラブで存在感を発揮しチームの主力として活躍している。ベンゲル監督のコメントを、フランス『Telefoot』は、以下のように伝えた。

「エジルは特別なクオリティーを持っている。瞬時に正しい判断を常に下すんだ。簡単にこなすテクニックと、その謙虚さはジダンに似ているよ」

　2010年に行われたワールドカップでドイツを4強進出へ導いたエジルに対して、大会後はアーセナルをはじめとする多くのトップクラブが関心を示したが、同選手は最終的にマドリー行きを決断した。2010年にエジル獲得に動いていたことが、今回獲得に至った大きな理由だったと指揮官は考えているようだ。

「彼がマドリーへ移籍したときにも、我々は獲得を試みていたんだ。その際は我々とマドリーの戦いだった。彼は私に電話をしてきて、マドリーを選んだと言っていた。だけど、アーセナルにも来たかったということも話していたんだ」

「今夏の移籍市場では、パリ・サンジェルマンが興味を示していたけど、マドリーへ移籍した際に取ったコンタクトが、我々にとって大きなアドバンテージになったんだ」

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