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オランダが日本戦へサイド攻撃を確認、“予告先発”は一人変更

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 オランダ代表は15日、ベルギー・ゲンクのクリスタル・アレナで公式練習を行い、16日の日本戦に向けて最終調整した。

 試合3日前の13日の練習後に日本戦の先発メンバーを公表したルイス・ファン・ハール監督だったが、アクシデントで先発一人を入れ替えることになった。DFブルーノ・マルティンス・インディ(フェイエノールト)がケガのため練習を途中で切り上げ、先発回避が決定。代わってDFロン・フラール(アストン・ビラ)の先発起用を明かした。

「以前から痛めていたようで、今日の練習でやはりダメということで明日はスタメンで出ない。代わりにロン・フラールが出る。他の選手は問題ない」

 これにより日本戦の先発メンバーはGKヤスパー・シレッセン(アヤックス)、4バックがDFダリル・ヤンマート(フェイエノールト)、DFステファン・デ・フライ(フェイエノールト)、フラール、DFダレイ・ブリント(アヤックス)。中盤はMFナイジェル・デ・ヨング(ミラン)をアンカーに、右前にMFケビン・ストロートマン(ローマ)、左前にMFラファエル・ファン・デル・ファールト(ハンブルガーSV)が入り、3トップは右からFWアリエン・ロッベン(バイエルン)、MFシーム・デ・ヨング(アヤックス)、FWイェレマイン・レンス(ディナモ・キエフ)となる見通しだ。

 この日の練習でも上記のメンバーでサイド攻撃を確認していた。1本目はロッベン、S・デ・ヨング、レンスの3トップに右SBのヤンマートと左MFのファン・デル・ファールトがポジションに付き、ファン・デル・ファールトから右サイドにサイドチェンジし、ロッベンとヤンマートの2人が数的優位をつくる形でゴール前にクロスを供給。2本目はヤンマートとファン・デル・ファールトに代わって左SBのブリント、右MFのストロートマンが加わり、今度は右のストロートマンから左サイドへサイドチェンジしてクロスからフィニッシュの形を繰り返した。

 3トップの中央ではFWロビン・ファン・ペルシー(マンチェスター・U)、FWディルク・カイト(フェネルバフチェ)が負傷のため辞退し、FWクラース・ヤン・フンテラール(シャルケ)、FWリッキー・ファン・ウォルフスウィンケル(ノリッジ)も離脱中だ。

「3トップは今までいつもレンス、ファン・ペルシー、ロッベンの3人を起用していた。そのうちの一人、ファン・ペルシーがケガで出られなくなった。その場合、2番手、3番手の候補がいるが、フンテラール、ファン・ウォルフスウィンケル、カイトもケガをしている。残念だが、いい代役を見つけた。それがシーム・デ・ヨングだ。以前はMFだったが、最近はアヤックスでFWで出ているので大丈夫だと思う」

 中盤ではMFヴェスレイ・スナイデル(ガラタサライ)もケガのため招集されていない。“手負い”のオランダに対し、日本代表はどんな戦いを見せられるか。

(取材・文 西山紘平)

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