beacon

ブラジル代表が新ユニフォームを披露、ネイマール「心に刺激を与える」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 ブラジル代表は25日、来年のブラジルW杯本大会で着用する新ホームユニフォームを発表した。1950年大会以来、64年ぶりにサッカー王国・ブラジルで開催されるW杯。2度目の自国開催で課されたノルマは、1950年大会決勝でウルグアイに敗れたリベンジを果たす「優勝」の2文字以外にない。

 ブラジルW杯の優勝候補筆頭とも目されるセレソン。25日にリオデジャネイロで開催されたイベントには代表選手たちも登場し、真新しい“戦闘服”を披露した。MFルイス・グスタボは「リオのファンにキットをお披露目できて、とても光栄です」と興奮を隠せない。

 前回モデルよりも16%の軽量化を実現させた新ユニフォームは、最高レベルのクーリングと快適性も併せ持つ。「ナイキDRI-FITテクノロジー」は汗を肌から素材表面に吸い上げ、素早い蒸散を促す。試合中の体温調整に効果を発揮し、プレイヤーを涼しい状態に保つことで、パフォーマンスの向上にもつながっていく。

 ナイキ社が何よりも重視したのが、ブラジル伝統のカナリアイエローと、その文化的意義だ。ブラジルという国を象徴する存在とも言えるブラジル代表のユニフォーム。エンブレムもサッカー王国としての誇りを表現するため、従来よりもサイズを大きくし、ゴールドの糸を織り込むことで光り輝くデザインに仕上がった。

 さらにエンブレムの裏側には、内なる誇りを表現するため、ポルトガル語で「フットボールをするために生まれてきた」という意味の“Nascido para jogar futebol”の言葉が刻まれている。そんな特別なユニフォームの10番を背負うFWネイマールは、その重みを語り、W杯への決意を口にする。

「“Amarelinha”(『黄色いもの』の意)に袖を通すのは私やチームメイトにとって大きな誇りです。ブラジルでフットボールをすることはとても特別な意味を持ちます。一生懸命プレーして、国に勝利をもたらしたいです。このキットは機能面においても、私たちの心に与える刺激という面においても大きな力になります」

 2002年の日韓大会以来、3大会ぶりの世界一を目指す自国開催のW杯。その中心にカナリア色の選手たちがいるのは間違いない。なお、ブラジル代表のホームユニフォームは、Nike.com 、ナイキ原宿、一部専門店で12月5日より先行販売し、その他の店舗では12月7日より販売される。

TOP