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マンデラ元大統領にサッカー界からも追悼のメッセージ

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南アフリカW杯招致にも活躍

 5日に死去した南アフリカ元大統領ネルソン・マンデラ氏を偲んで、サッカー界からも数多くの選手やクラブ、関係者たちが追悼のメッセージを発している。

 アフリカ大陸で初の開催となった2010年南アフリカ・ワールドカップ(W杯)の招致にも尽力した同氏は、この大会の閉会式に出席したのが公の場に姿を見せた最後の機会となった。

 FIFAは公式ウェブサイトでマンデラ氏の追悼記事を掲載するとともに、「傑出した人物であったネルソン・マンデラ氏に私からのリスペクトを。おそらくは現代で最も偉大なヒューマニストだった」とゼップ・ブラッター会長がコメントを述べている。

 アフリカ出身の選手たちにとっては、特にマンデラ氏は大きな存在だった。マンチェスター・シティのコートジボワール代表MFヤヤ・トゥレは、「英雄とは、自分自身以上に大きな何かのために人生を捧げた者のことだ…世界は英雄を失い、アフリカは父を失った…マンデラ氏よ安らかに」とツイートした。

 レアル・マドリーのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、南アフリカW杯の際に当時91歳だったマンデラ氏に「91番」を入れたポルトガル代表ユニフォームを寄贈した際の写真を添えて、「マディバ(マンデラ氏の愛称)の残した遺産、示してくれた模範に感謝を。あなたはいつも僕らとともにいる」とコメントしている。

 そのほか、サッカー界からの追悼の言葉の一部を下記に紹介する。


 ペレ氏:「私たち全員が、目的と情熱を持って彼の残した遺産を継続させていこう」

 ルート・フリット氏:「ネルソン・マンデラ氏が我々とともにいてくれたこと、その知恵と愛で我々を祝福してくれたことに感謝する」

 マイケル・オーウェン氏:「ネルソン・マンデラ氏よ、安らかに。一つのツイートだけでは決して彼の偉大さを言い表すことはできない」

 バルセロナDFジェラール・ピケ:「2010年W杯は僕の心に残っている。ほかにも色々と信じられないようなことがあったけど、ネルソン・マンデラ氏がいなければ起こり得なかったことだ。マディバ、ありがとう」

 レアル・マドリーDFアルバロ・アルベロア:「『何事も、成し遂げられるまでは不可能に見えるものだ』 ネルソン・マンデラ氏よ、安らかに」

 マンチェスター・シティDFバンサン・コンパニ:「ネルソン・マンデラ氏よ、安らかに。あなたが世界にもたらしてくれた美徳は言葉で表すことができない。去り際を見送るのは悲しい。インスピレーションを与えてくれた、僕にとってただ一人の英雄だった」

 マンチェスター・ユナイテッドMFマイケル・キャリック:「彼の人生は一度きりだったが、彼の残したものは永遠に生き続ける」

 モナコFWラダメル・ファルカオ:「人々を守って戦い、世界の歴史を築いた男に心からのリスペクトを。彼の遺産は何世紀も残っていくものだ。ありがとう、マディバ」

 エバートンMFスティーブン・ピーナール:「マディバがいなくなったことはまだ信じられない」

 ガーナ代表FWアサモア・ジャン:「あなたに会うことができて光栄だった。その魂が安らかに眠れますように」


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