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長友&細貝がイベント参加、高校生の質問に長友「圭佑の弱点は知っている」

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 日本代表のDF長友佑都(インテル)とMF細貝萌(ヘルタ・ベルリン)が25日、都内で三菱養和SCユース所属の選手を対象としたナイキ主催のトレーニングイベントに参加し、選手たちを直接指導した。

 長友はスピードや俊敏性、体幹を意識したトレーニング、細貝は筋持久力の強化を目的としたトレーニングで指導役を務め、選手たちにフィジカル強化のための実践的な練習方法を伝授した。

 フィジカルの重要性について長友は「メッシやクリスティアーノ・ロナウドはテクニックのうまさがピックアップされがちだけど、フィジカルやアジリティーのレベルがズバ抜けているからこそ、世界のトップにいる」と指摘。「僕自身、体が小さいので、フィジカルで負けないように体幹トレーニングをしたり、練習後にも走力やダッシュのトレーニングを人以上にやることを心がけている」と力説した。

「ドイツではいつも『小さな日本人が』という言い方をされる」と話す細貝も、体格で不利な日本人選手が海外でプレーしていくために大事なこととして「筋肉の量は多くないが、バランスは普段の練習から気にしてやっている。ボランチの選手として球際は避けて通れない分、バランスを気にして練習している」と強調した。

 練習後には選手からの質問にも答え、ミランへの加入が決まったMF本田圭佑と対戦する心境を聞かれた長友は「ここでは言えないけど、(本田)圭佑の弱点は知っている」とニヤリ。「圭佑にあって僕にはないもの、僕にあって圭佑にはないもの。そこの勝負になる。僕の場合は走力であいつを置き去りにして、その結果、インテルが勝てれば最高かなと思う」と、対戦が待ち遠しい様子だった。

 束の間のオフで帰国し、英気を養う2人。W杯イヤーとなる2014年に向け、長友が「毎年、勝負だけど、来年は特に今まで以上に気合が入っている。27歳といういい年齢でW杯を迎えることができる。このW杯で絶対に後悔したくないという気持ちが強い」と力を込めれば、細貝も「毎年、勝負の年になると言っている気がするけど、いつも以上に重要な年になる」と同調。「チームで結果を残さなければ、代表にも呼ばれない。チームでしっかり結果を残していくことがW杯にもつながっていくと思う」と話していた。

(取材・文 西山紘平)

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