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モウリーニョ:「リバプールが優勝候補」

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直接対決を前に得意の心理戦を仕掛ける

 29日の直接対決を目前にして、チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督が得意の心理戦に出た。

 モウリーニョ監督は、週末に対戦する首位リバプールが今季のプレミアリーグの優勝候補だと語った。興味深い点は、優勝候補に推す理由としてFWルイス・スアレスの存在を挙げていないこと。イギリス『スカイスポーツ』に対し、次のように語っている。

「彼(L・スアレス)は今シーズンの開幕時、出場停止で試合に出られなかった。チームに復帰してからの成績は素晴らしいし、もちろんチームにとってもプラスだろう。ただ、リバプールは彼がいなかったときも、十分良いサッカーをしていた」

「もし、リバプールが優勝するとしたら、それは彼らが良いチームだからじゃないか? ブレンダン(・ロジャーズ)は有能な監督だし、ヨーロッパでの大会に参加していない彼らは、国内でのリーグ戦に向けて準備する時間がたっぷりある。その点、チェルシーの選手たちはどうだろう。リバプールの選手が年間40試合を消化するのに対し、われわれは60試合もこなさなければいけない。この差は大きい。質、野望、そして有利な点が重なれば(リバプールの優勝に)、イエスと言わざるを得ない」

 リバプールがヨーロッパの大会に参加していない点は、29日の直接対決にも影響するとモウリーニョ監督は考えている。

「マンチェスター・シティも優勝候補の筆頭と言える。だが、今季のリバプールはバカンスに行っているようなものだ。週末の試合のために準備して、その試合を終えたらまた1週間後の試合の準備をする。信じられないくらいのアドバンテージだよ」

 モウリーニョ監督の饒舌は止まらず、リバプール以外のクラブにも及ぶ。

「ユナイテッドは出遅れたが、ここ数年、必ずその遅れを取り戻している。アーセナルはチェルシーと同じで、最近リーグ優勝から遠ざかっている。我々は過去2シーズン、首位に大きく離されているから、とにかく、ベストを尽くして(チャンピオンズリーグ出場圏の)4位以内に入るしかない。まずは4位以内に入ることがターゲット。(タイトルなどの)話はそれからだ」


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