beacon

独紙評価:低めの採点の清武、新たなライバルも?

このエントリーをはてなブックマークに追加

長谷部はチーム練習復帰

 ニュルンベルクMF清武弘嗣は16日のブンデスリーガ第21節アウクスブルク戦で先発出場し、前半のみで交代した。チームはアウェーながら1-0と勝利したが、清武はドイツメディアから低めの評価を受けている。

 ニュルンベルクはDFペア・ニルソンが復帰したものの、ヘルトヤン・フェルベーク監督の下でボランチとして起用されてきたMFマイク・フランツが試合前日の練習で負傷。冬に加入したMFオンドレイ・ペトラクが代役を務めた。なお、前節負傷した右サイドバックのティモシー・チャンドラーの代わりに、若手DFマルティン・アンガが先発デビューを果たしている。

 試合は前半、ニュルンベルクが高いポゼッション率を維持するが、ゴールに近づけず。前半のみの出場に終わった清武は、前線に顔を出す場面もあったが、存在感を発揮できなかった。26分には相手選手を倒し、今季初のイエローカードを受けている。

 清武の交代について、フェルベーク監督はドイツ『ビルト』で、「ボールを早く失いすぎだね。キープできたときも、それを生かすことができなさすぎた」とコメントしている。

 後半から清武に代わって出場したのは、1月末に加入したMFホセ・ゴメス。現地メディアによれば、U-21スペイン代表MFの同選手が、清武のライバルになるかもしれないという。

 『ビルト』(チーム平均点3.23)は、清武に4と低めの採点をつけた。また、右サイドハーフで先発したMFロベルト・マク、途中出場したものの交代を命じられたMFティモ・ゲプハルトは5だった。一方で、GKラファエル・シェーファーとニルソン、後半に決勝点を挙げたFWヨシップ・ドルミッチには2がつけられている。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

 『キッカー』(チーム平均点3.3)での清武の採点は、マクと同じの4.5。シェーファー、ドルミッチがチーム最高タイの2だった。なお、同紙もゲプハルトには5と厳しい評価を下している。

 また、地元メディア『ニュルンベルガー・ツァイトゥング』(チーム平均点3.15)は、清武に4をつけている。寸評は次のとおりだった。

「パスを受けられるようによく動いたが、競り合いに苦戦した。一度、トラップミスで好機を逃してしまった」

 後半戦で4試合3勝のニュルンベルクは順位を14位に上げ、2試合ぶりに降格圏を脱出。次節は最下位ブラウンシュバイクをホームに迎える。なお、ニュルンベルクは、冬のトレーニングキャンプで負傷したMF長谷部誠が今週、チーム練習に復帰と伝えている。

 8試合黒星なしだった好調アウクスブルクは、9位に後退。次節はアウェーでフライブルクと対戦する。

▼関連リンク
欧州組完全ガイド
ブンデスリーガ2013-14特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP