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細貝:「アウェーで勝ったというのは大きい」

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結果を残したことは重要

 ヘルタ・ベルリンMF細貝萌は22日、ブンデスリーガ第22節のシュツットガルト戦にボランチとして先発フル出場した。先制しながら追いつかれる展開だったが、細貝は結果を残したことは重要だと話している。

 前節ボルフスブルクに逆転負けを喫し、上位に踏みとどまるには連敗を避けたいヘルタ。この日は開始5分でDFレバン・コビアシビリが先制点を挙げ、幸先良いスタートを切ったが、前半終了間際に同点とされた。それでも、追加点を許さずにいると、終盤の87分にセットプレーからFWサンドロ・ワグナーのゴールで勝ち越し。7位に浮上している。

 シュツットガルトは7連敗と深刻な状況にあり、残留争いを強いられている。細貝は「うまくいっていないチームの一つだし、どうにか勝たなきゃと思ってくるチームとだったので、どうなるのかなと思っていた」と、結果を必要としているチームとの対戦の難しさを口にした。

 それだけに、敵地で白星を取り戻せたのは貴重だ。細貝も「結果だけ見れば、勝ったというのは大きいし、アウェーの地で勝ち点3を取れたのはすごくデカい」とコメントしている。

 一方で、「追いつかれたのはやっぱり問題」と、前節に続いてリードを保てなかったことを反省。それでも、「ボルフスブルク戦のときみたいに2点目をやられるのではなく、逆に2-1にもっていったのはポジティブ」と喜んだ。

 ヘルタはその前節の反省を生かしたようで、「終盤の残り20分くらいで、とにかく失点をしないようにと話した」そうだ。細貝は「先に点を取ったけどやられてしまうというのは、ミーティングでしっかり反省していた。そういうのが生きたのかな」と明かしている。

 だが、細貝はボールポゼッション時に問題があったとも指摘。「短いパスをつないで早く攻撃することができず、ロングボールになってしまった」「難しいときこそ変えていかないといけない。どれだけセカンドボールを拾えるかが重要」と課題も口にした。

 自身は監督から「常にセンターバックの前にいてくれ」と言われているそうだ。細貝を含めた3枚で常にスペースを埋め、相手の攻撃をシャットアウト」することを求められているという。「球際のところでしっかり」「ゴールキックでのヘディングなども、いつも以上に競りに」と意識したそうだ。

 フリーでボールを受けた50分の場面については、「周りには(シュートを)打てと言われました。打って終わるのが良かった。ああいうところは課題の一つ」と悔やんだ。

 これで細貝は開幕から22試合連続の先発出場。「セカンドボールや球際の場面で存在感を出すのが、自分の色を一番出せるところ」「監督もそう思って使ってくれているし、チームメートも長所を分かってくれている」と、周囲から信頼されるやりやすい環境で戦えているようだ。

 また、CKの際にマークされたDF酒井高徳については、「やりにくかった。いつもだったらもっとフリーになれる」。「出場すればその環境の中でフィットしている。彼がもっと高い位置でボールを触れるようになれば、シュツットガルトももっと良い流れになるのかなと」と賛辞を送っている。


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