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独紙評価:清武は「ついに思い切った姿を見せた」

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大活躍のシェーファーは今節のMVPに

 ニュルンベルクMF清武弘嗣は22日、ブンデスリーガ第22節ブラウンシュヴァイク戦で69分までプレーし、同点弾となるゴールを決めている。ホームでの2-1の逆転勝利に貢献した同選手について、ドイツメディアは及第点前後の採点をつけた。

 ニュルンベルクは前半にDFペル・ニルソンが退場となり、直後に先制を許す。41分にはGKラファエル・シェーファーが相手PKをセーブしたが、最下位ブラウンシュヴァイクに完全にペースを握られていた。

 その流れを変えたのは、後半最初のプレーだ。後半から投入されたFWトマシュ・ペクハルトからラスとパスを受けた清武が、右足を振り抜いて同点ゴールを決め、10人ニュルンベルクが逆転への糸口をつかむ。するとその1分後、同点弾をアシストしたペクハルトが今度は自らゴールを決めて試合をひっくり返した。

 63分には再びブラウンシュヴァイクにPKを献上するが、またもGKシェーファーが阻止。一方、ニュルンベルクも67分にPKを手にするが、今度は清武が相手GKのセーブに遭った。ブンデスリーガ公式ウェブサイトによれば、1試合で3つのPKが決まらないのはリーグ史上初とのことだ。

 ドイツ『ビルト』(チーム平均点2.71)は、清武に及第点の3をつけた。最高点の1に輝いたのは、PKを2本防いだシェーファーと、逆転劇に貢献したペクハルトだった。一方、退場となったニルソンと、右サイドバックのマルティン・アンガには4がつけられている。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

 『キッカー』(チーム平均点3.5)の清武の採点は、3.5と平均値。チーム単独最高点はシェーファーの1で、ペクハルトは1.5だった。『キッカー』は、この2選手を第22節のベストイレブンにも選出。シェーファーは今節のMVPにも輝いた。なお、ニルソン、MFアダム・フロウシェク、MFティモ・ゲプハルトは5で最低タイだった。

 地元メディア『ニュルンベルガー・ツァイトゥング』(チーム平均点3.15)では、清武の採点は3。シェーファーとペクハルトに最高点1をつけた同メディアは、清武のプレーについて以下のような寸評を掲載している。

「ついに思い切った姿を見せ、記録的ゴールを決め、後半開始直後に試合の行方に決定的な影響を及ぼした。交代は戦略的な理由からだった」

 後半戦に入って5試合4勝と好調のニュルンベルク。最近8試合で黒星を喫したのは、第20節のバイエルン戦のみだ。降格圏との差を4ポイントに広げ、12位につけているニュルンベルクは、次節でドルトムントとアウェーで対戦する。
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