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クラブへの影響は? 脱税有罪判決のバイエルン会長が辞任を発表

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 バイエルンは14日、ウリ・ヘーネス会長が辞任すると発表した。脱税容疑のかかっていた同会長には13日、禁錮3年6か月の有罪判決が下っていた。公式サイトに掲載された声明では、準備を進めているとみられていた上訴について、行わないことを併せて発表している。

 同会長は公式声明で次のようにコメントし、クラブへの影響を最小限にとどめたい考えを明かした。

「家族と話し合いを持った結果、裁判所の決定を全面的に受け入れることにした。担当弁護士にも上訴しないよう伝えた。これは個人の責任。脱税をしたことは人生最大の過ちだった。この過ちは自分自身で受け入れるしかない」

「また即刻バイエルンの会長職を辞任する。クラブに害を及ぼすつもりはない。だがこれからもバイエルンは私のライフワークであり、私の中に常に存在する。私が生きている間は、どんな形であれ、心は常に繋がっているつもりだ。サポーターにはこれからもバイエルンをサポートし続けてほしいと心から願っている」

 裁判は10日に始まった同会長の裁判は、当初は350万ユーロ(約5億円)の脱税を指摘されてのものだったが、最終的には予想をはるかに上回る総額2720万ユーロ(約39億円)の脱税が発覚。同会長も個人的な株投資のためにスイスの銀行口座に多額の資金を隠ぺいしていたことを認めていた。

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