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セードルフ、今後2試合の結果で解任の可能性も?

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ラツィオ戦とフィオレンティーナ戦が運命の2試合か

 イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が20日に報じたところによると、ミランのクラレンス・セードルフ監督の立場が危うくなっているようだ。今後2試合が鍵を握ると伝えられている。

 1月中旬に就任したセードルフ監督は、公式戦12試合で4勝1分け7敗と不振にあるチームを立て直すことができていない。チャンピオンズリーグではアトレティコ・マドリーに2試合合計1-5と大敗し、ベスト16敗退に終わっている。リーグ戦でも11位と中位に甘んじているところだ。

 この状況に、シルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長は18日夜、自宅で上層部による会議を開いたという。アドリアーノ・ガッリアーニとバルバラ・ベルルスコーニの両CEO、3人の選手、テクニカルスタッフとミーティングを行い、セードルフ監督に最後通告を突きつけることになったそうだ。

 イタリア『ANSA通信』は先日、ベルルスコーニ名誉会長がセードルフ監督の来季の続投を強調したと報じている。だが『ガゼッタ』は、次節ラツィオ戦、26日のフィオレンティーナ戦と、アウェーでの2試合で結果を出せなければ、マウロ・タソッティ現アシスタントコーチが暫定的にチームを率いることになると報じた。

 下部組織を率いるフィリッポ・インザーギ監督がたびたび後任候補と騒がれるが、『ガゼッタ』は、セードルフ監督が失敗に終わった場合、インザーギ監督で同じ過ちを繰り返すことはできないとし、経験あるタソッティ氏が暫定監督になると伝えている。

 だが、インザーギ監督がシーズン後にセードルフ監督の後任となる可能性もある模様。また、より経験のある指揮官ということで、ワールドカップ後の去就が不透明なイタリア代表のチェーザレ・プランデッリ監督の招へいもあり得ると報じられている。


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