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セードルフ:「ネガティブなスパイラルを抜け出したい」

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公式戦4連敗、不振止まらないミラン

 ミランは16日、セリエA第28節でパルマと対戦し、ホームで2-4と敗れた。クラレンス・セードルフ監督は、ネガティブなスパイラルから抜け出したいと話している。

 開始5分でGKクリスティアン・アッビアーティが退場となり、PKで先制を許したミランは、後半にも追加点を献上。一度はDFアディル・ラミのゴールとFWマリオ・バロテッリのPKで追いついたが、直後の失点で力尽き、アディショナルタイムにダメ押しとなる4点目を献上した。

 ミランはこれで公式戦4連敗。セードルフ監督は試合後、イタリア『スカイ・スポーツ』で次のように話している。

「序盤のエピソードが試合すべてに影響した。6分でPKと退場だ。どんな準備をも左右してしまう。選手たちには、10人でも信じろと言った。彼らは見事に反撃してくれたよ。だが、2-2としてから、勝利への意欲を出してしまったんだ。違う形でコントロールすべきだった。そしてパルマが再び勝ち越してしまったんだ」

 試合後、セードルフ監督は一部選手たちとともに、抗議の声を強めたサポーターと会談している。指揮官は平和的な話し合いだったと強調するとともに、不振脱却を目指すと誓った。

「とても平和的な話し合いだった。特別なことは何もない。2年間苦しんできて、今この時期に、サポーターは自分たちが声をあげるべきだと感じていたんだ。ユニフォームに対する大きな敬意があるんだ。全員のね。インテルやボタフォゴでも似たようなことはあった。サポーターの話を聞くのは助けとなる。チームは反撃する準備を整えているよ」

「我々は懸命に仕事をし、ネガティブなスパイラルから抜け出さなければいけない。私は、流れを変えられると信じ続けたいよ。できるだけ良い形でシーズンを終えたい。もちろん、それから強いミランをつくっていく」

 また、現役引退後すぐにビッグクラブの指揮官となったセードルフ監督は、謙虚さを強調しつつ、自身にはサッカー界での長い経験があると話している。

「謙虚? それは日々の仕事で見られるものだ。自分がまだたくさんのことを学ばなければいけないのは分かっている。だが、自分には確実なことがたくさんあるとも分かっているよ。この世界で22年間やってきたんだ」

「私は全員の意見を受け入れる。だが、それが常に客観的なものであることを願っているよ。アトレティコ・マドリーに敗れたときも、我々は彼らの方が良かったと言って謙虚さを示した。私はこの長い道のりを続けていくつもりだよ」

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