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クロップ:「以前のサッカーを期待する人は…」

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ゼニト戦でシュメルツァーが負傷

 ドルトムントは22日に行われるブンデスリーガ第26節でハノーファーとアウェーで対戦する。ドルトムントを率いるユルゲン・クロップ監督は、20日の会見でチームが立ち向かう課題などについて話した。

 19日のチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグのゼニト・サンクトペテルブルク戦をホームで1-2と落としながら、2試合合計スコアで上回ってベスト8進出を決めたドルトムント。シグナル・イドゥナ・パークではチームの戦いに不満の声も向けられた。

 クロップ監督は、批判的な意見に理解を示しつつ、数多くの選手を負傷で欠いている現状に触れ、次のように述べている。

「チームに対し、周囲の期待が非常に高まっている。そしてその分、選手たちはファンや記者と同じく、良かったプレーにはほとんど目を向けず、あまり良くないところばかりに気を取られている。その影響は確かにある」

「このシーズンは難しくなることは最初から言っていたんだ。それでも、なんとか現在の位置にたどり着けるように、すべてを尽くしてきた。それをできたことにファンに評価して欲しい。我々側は、このままできる限り維持していくことが仕事だ」

 ゼニト戦ではDFマルセル・シュメルツァーも負傷し、内転筋の肉離れで4週間程度の離脱を強いられることになった。チームの台所事情はさらに悪化し、以前のプレーを見せるのは困難になっている。

「いつか見せたプレースタイルを我々が今も見せることを期待する人は、幸せにはならない。我々はそのような比較はしないよ。一日一日の状況で何を成し遂げるかを基準とし、それを100%達成することを目標にしている」

 一方、クロップ監督はハノーファーについてはこう語った。

「まだ分析中だが、ハノーファーは今シーズン、長い間安定感を欠いていた。でも、今はそれを取り戻しているところだ。安定感を欠くと、カウンター攻撃からの失点も受けやすくなる。でも、彼らは攻守の切り替えが早いという点では高いクオリティーを持つ。すべてを出し切らなければならない相手だ」

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