[3.30 ベルギーリーグPO1第1節 スタンダール・リエージュ1-0アンデルレヒト]

　ベルギーリーグは30日、プレーオフ1の第1節3日目を行った。リーグ戦を首位で突破したスタンダール・リエージュはホームで3位のアンデルレヒトと対戦し、1-0で勝利した。日本代表GK川島永嗣は先発フル出場で完封勝利に大きく貢献している。

　ベルギーリーグは年間リーグのあと、上位6チームがリーグ戦の半分の勝ち点(奇数の場合は繰り上げ)を持って「プレーオフ1」を戦う。そこで上位3チームに入ると、来季の欧州CL本選(1位)、欧州CL予選3回戦(2位)、EL予選3回戦(3位)の出場権がそれぞれ与えられる。

　発煙筒や大量の紙テープがピッチに投げ込まれ、開始時間が遅れた試合は、前半19分にスタンダールが先制する。MFポール・ジョゼ・ムポクの左クロスをゴール前に走り込んだMFメフディ・カルチェラ・ゴンサレスが右足で合わせ、先制のゴールネットを揺らす。直後に相手にPA内に侵入され、シュートを打たれるが川島が体を張ったセーブを見せ、先制直後の同点は免れた。

　前半はボール支配率で勝っていたスタンダールだったが、後半はアンデルレヒトの反撃もあり一進一退の攻防が続く。後半21分、ムポクが遠い位置から強烈なシュートを放つがGKに弾き出される。同27分にはDFファン・ダンメの左クロスをカルチェラが頭で合わせたがGKの好守に阻まれ、追加点とはならなかった。

　後半40分にはカルチェラがスパイクの裏を見せたスライディングで一発退場となったスタンダール。残り時間を10人で戦うこととなるが、川島を中心に最後までリードを守り抜き、1-0でプレーオフ初戦を白星で飾った。

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