「冷静を保っていたら…」

　インテルは5日、セリエA第32節でボローニャと対戦し、ホームで2-2と引き分けた。ワルテル・マッツァーリ監督は試合後、落胆を表している。また、失点場面でのDF長友佑都のプレーにも言及した。

　長友のアシストでFWマウロ・イカルディが先制し、幸先の良いスタートを切ったインテル。だが、前半のうちに同点に追いつかれると、後半もイカルディが追加点を奪ったものの、このリードを守りきれず。3試合連続ドロー、4試合白星なしという結果に終わった。

　マッツァーリ監督は試合後、次のように話している。クラブの公式ウェブサイトが伝えた。

「この状況を解決する処方箋?　監督にとっての処方箋は、チームをしっかり鍛え続け、チャンスをつくり、困難に陥らせないようにすることだ。我々は常に勝利を目指さなければいけない。我々は特殊な試合が続いたところで、プレッシャーを感じている。少しペースダウンしてしまい、まるで勝つことに恐怖があるかのようだった。チャンスは何度かつくったけどね」

「終盤は勝利を目指し、少し強引な交代もした。だが、フォーメーションやアイデンティティーは同じだ。(マテオ・)コバチッチはとてもよくやった。エルナネスもね」

　マッツァーリ監督はシーズンの目標について、このように続けている。

「目標を逃すかもしれないということについて話すことに興味はない。今年の我々の試合を見てきた人なら、我々が欧州の舞台にふさわしいということを知っている。サッカーは科学じゃない。今日は何が起きたのか分からないよ」

　FWディエゴ・ミリートのPK失敗については、次のように擁護した。

「PKは誰でもミスをし得るものだ。ディエゴは素晴らしいスペシャリストであり、今日はミスしてしまった。おそらく我々はPKを蹴ることにもう慣れていないんだろうね。ディエゴはフレッシュだった。(ロドリゴ・)パラシオはかなり消耗していて、蹴る力がなかったかもしれない。いずれにしても、彼らが合意してのことだった」

　マッツァーリ監督は不運のせいにすることはないとしつつ、特殊な時期にあると話している。

「とにかく、チームは全力を尽くした。彼らにもそう言ったよ。この時期は過ぎ去るはずだ。シーズン終了を迎えてから総括をしよう。私は不運とは言っていない。偶然の出来事と言ったんだ。ボローニャのゴールを見れば、彼らが運に恵まれていなかったとは考えられないだろう」

「我々はミスを修正するために、常にたくさん仕事している。だが、我々の失点は特殊なものだ。例えば、(ボローニャの1点目の場面で)長友が冷静なままだったら、あのような形で抜かれることはなかっただろう」

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