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ドルトムント戦を特別視するグアルディオラ

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「これは大きなテスト」

 バイエルンは12日、ブンデスリーガ第30節でドルトムントをホームに迎える。ジョゼップ・グアルディオラ監督は、選手たちの気持ちがリーグ戦から離れていることを感じているが、ドルトムント戦を特別視しているようだ。

 すでにブンデスリーガで優勝を決めているバイエルンは、DFBポカール準決勝やチャンピオンズリーグ(CL)に集中している。11日のCL抽選会では、準決勝の相手がレアル・マドリーに決まった。

 グアルディオラ監督は11日に会見を行い、ドルトムント戦について話している。ドイツ『AZ』が、その様子を伝えた。

「ロッカールームでは、みんなマドリーについてしか話していない。ブンデスリーガは我々にとってすでに終わっているから、当然だろう。しかし、ドルトムントは特別なチームだよ。アリアンツ・アレーナでは最近4試合で彼らに勝ったのは1回だけだしね」

「相手は我々のことをよく知っている。これは大きなテストだ。マンチェスター・ユナイテッド戦で見せた集中を維持できることを望んでいる。明日の試合で少しでも気が緩めば、勝ち目はない。我々は負けるだろう。リーグで優勝したが、お祝いは最終戦のシュトゥットガルト戦が終わってからやる。それはチームと話し合ったことだ。今はドルトムントだけを意識しなければならない。ユルゲン・クロップのチームだから、いつも注意しなければいけないよ」

 ドルトムント戦で気の緩みがあった選手は、今後にも影響があるかもしれない。

「選手たちは、ポカール準決勝のカイザースラウテルン戦やマドリー戦に出場したがっている。しかし、ドルトムント戦のパフォーマンスにもよる。先発に入るためには、良いプレーをしなければいけないよ」

 前節アウクスブルク戦では、多くのメンバーを入れ替えて敗れた。CLのマンチェスター・ユナイテッド戦に向けて正しい選択だったかと問われると、次のように答えている。

「チームにとってはベストだと思っていた。しかし、私には良い教訓になったよ。それで勝たなかったとき、何が起こるか分かったからね。このクラブにとって、勝利がいかに重要かを身にしみて感じたよ」

 太ももに違和感があったMFアリエン・ロッベンについては「問題ない」と語ったグアルディオラ監督。リーグ得点王の個人タイトルが狙えるFWマリオ・マンジュキッチについても話した。

「彼の一番の目標は、リーグ、ポカール、CLの3冠だ。私と同じように、彼にとっても記録更新は重要ではない。しかし、彼が得点王になれば、もちろん私もうれしいよ」

 指揮官は、過去にカール・ハインツ・ルンメニゲCEOとフランツ・ベッケンバウアー名誉会長からアドバイスをもらっていたことを明かした。

「彼らは以前、私に非常に大事なことを言ってくれた。『サッカーは簡単だ。勝てばいい』とね。明日もその考えで勝ちを狙うよ」

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