PK2本ストップで勝利の立役者に

　アーセナルGKウカシュ・ファビアンスキは、自身の活躍でFAカップ決勝進出を果たしたことについて、何よりもファンのためにうれしいことだとコメントしている。

　12日に行われた準決勝で、2部ウィガンを相手に延長戦を終えても試合を決められなかったアーセナルだが、PK戦でファビアンスキが2本をストップ。4-2の勝利で決勝進出を果たした。

　試合後のファビアンスキのコメントを『ESPN』が伝えている。

「クラブとファンを元気づけられる勝利だね。(プレミアリーグ)4位以内で終えられるという自信につながるし、できれば決勝でも勝ちたい」

「ファンのことを何より考えているよ。彼らは長い間待ってきたと思う。アウェーゲームにもいつも応援に来てくれて、勝っても負けてもいつもサポートしてくれた。今日も素晴らしい雰囲気だったから、彼らのために勝てたのは素晴らしいことだよ」

　アーセナルにとっては9年ぶりのタイトル獲得のチャンスとなる。今季も無冠に終わればアーセン・ベンゲル監督の立場は危うくなるとも見られていたが、試合中には監督を救うことを意識していたわけではないとファビアンスキは語る。

「正直に言って、プレーするときにはほかのことは何も考えないものだ。試合に勝つこと、この日とこの瞬間に集中することがすべてだった。外側のことは何も気にしていなかったよ」

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