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バルサ、追悼試合で痛恨ドロー…逆転Vは風前の灯火

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[5.3 リーガ・エスパニョーラ第36節 バルセロナ2-2ヘタフェ]

 リーガ・エスパニョーラは3日、第36節を行い、暫定2位のバルセロナはホームで17位ヘタフェと2-2で引き分けた。連勝が2で止まる痛恨のドロー。逆転優勝の可能性は風前の灯火となった。

 試合前、4月25日に死去したバルセロナ前監督のティト・ビラノバ氏の追悼式が行われ、選手入場時には巨大な垂れ幕も掲げられた。バルセロナの選手は「Tito, per sempre etern(ティト、永遠にいつまでも)」と書かれたユニフォームを着てピッチに入り、本拠地カンプ・ノウで最後の別れを告げた。

 絶対に負けられない追悼試合。前半23分、DFダニエウ・アウベスの右クロスに走り込んだFWリオネル・メッシが左足でゴールに流し込み、先制点を奪ったが、同37分にFKのトリックプレーから同点ゴールを許し、前半は1-1で折り返した。

 後半に入ると、さらに攻撃の圧力を強め、後半22分にアウベス、FWペドロ・ロドリゲス、MFセスク・ファブレガスと細かくつないでペドロがシュート。DFに当たったこぼれ球をFWアレクシス・サンチェスが左足で押し込み、2-1と勝ち越した。

 ところが、1部残留を目指すヘタフェも必死の反撃を見せる。すると後半アディショナルタイム、MFハイメ・ガビランの左クロスにMFアンヘル・ラフィタがヘディングで合わせ、劇的な同点弾。土壇場で2-2の引き分けに持ち込んだ。

 ホームで引き分けに終わったバルセロナは勝ち点1を上積みするにとどまり、勝ち点85で残り2試合となった。最終節に首位アトレティコ・マドリーとの直接対決を残しているとはいえ、残り2連勝しても勝ち点は最大で91。明日4日に敵地でレバンテと対戦するアトレティコは3試合を残して勝ち点88となっており、逆転Vは極めて難しくなった。


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