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D・アウベス:「"オレたちはみんなサル"は好きじゃない」

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あの行動を振り返る

 バルセロナDFダニエウ・アウベスが、ブラジル『ヘジ・グローボ』の番組に出演し、人種差別のバナナを食べた行動について振り返っている。

 4月27日のビジャレアル戦で、スタンドから投げ込まれたバナナを食したD・アウベス。ブラジル代表DFはこの行動について、「衝動的なものだった。サッカーのピッチであのようなことが起こるなんて考えられないからね」と述懐している。

 FWネイマールはD・アウベスの行動を称賛する形で“オレたちはみんなサル”とのメッセージを発信し、この言葉は人種差別に対するスローガンにまで昇華された。しかしD・アウベス本人はこの言葉が「あまり好きではない」と語り、その理由を次のように説明している。

「人間はサルから進化した。僕たちはみんな人間で、みんな同じなんだ。守らなければいけないのは、そのことなんだよ」

 D・アウベスは一方で、自分の行動が人種差別に対抗する術となったことには「心強さと幸せを感じる」と満足感を表し、「僕たちは21世紀に生きており、人間はこのような面で進化を遂げなくてはならない。人間同士敬意を持たなくてはね。僕たちはみんな同じなんだ」と強く訴えている。


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